ブルース・シンガー
上田正樹が、アルバム
『遠ざかる日本(ふるさと)の歌』の発売を記念し3月18日(日)、ザ・プリンスパークタワー東京にてライヴを開催!
3月7日に発売された同アルバムは、国内外の童謡や唱歌をソウルやブルース・アレンジでカヴァーしたもの。ステージは、
サウス・トゥ・サウス以来の盟友・正木五朗(ds)にピアノ+ベースが加わったトリオ編成によるグルーヴィーなジャム・セッションからはじまり、上田正樹がゆる〜くステージに現れ、「今日はみなさんと楽しくブルースをシェアしようと思います!」と挨拶。かつて
B.B.キングと共演した際に歌ったというブルースのスタンダード・ナンバー「FEELIN' FINE」へ。
「故郷の人々 / スワニー河」で知られる
フォスターの「Old Folks at Home」を自然に日本の童謡「赤とんぼ」へと繋ぎ、スコットランド民謡「My Bonnie」で結ぶメドレーを繰り出すや、続いてアルバムを制作するきっかけになった唱歌「ふるさと(故郷)」をソウルフルに歌い上げる……。昨年、上田が被災地をライヴで廻った際、歌って欲しいとよくリクエストされたのがこの曲や「赤とんぼ」などの唱歌や童謡だったそう。そこから『遠ざかる日本(ふるさと)の歌』へと至ったとのこと。
アンコールで再びステージに上がった上田は、「もう一回、子供たちの夢や希望が叶う世の中を作っていくのが大人の責任やと思います。被災地のみなさんはもう充分に頑張らはった。今度は僕らが頑張る番です! みなさん一緒に頑張りましょう!」と被災地への想いを語り、フォスター「My old Kentucky home」を、噛み締めるようにじっくりと歌うと、70分のステージを終えました。