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スティーリー・ダン、早くも?新作

スティーリー・ダン   2003/04/09掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
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 「彼ら」はまだ、眠ってはいなかった――20年ものインターバルを空けた前作『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』(写真)が2001年アルバム・オブ・ジ・イヤーほか、グラミー賞4部門を獲得したのもまだ記憶に新しいスティーリー・ダン。恐ろしく長い間隔がありながら、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーによるレコーディング・プロジェクトに落ち着いてから連綿と続く「凛とした変わらなさ」に偉大さを感じてしまったのは筆者だけではないはず。その彼らが、3年を経た今、新作を完成させました。

 6月11日に日本盤が発売される新作は、その名も『エヴリシング・マスト・ゴー』。長い沈黙に落ち着かず進んでいく、という宣言にもきこえる。全9曲を収録した本作は、初回生産限定でインタビュー映像などを収録したCD+DVDセット(WPZR-30009〜10\3,570(税込))も同時発売されます。通常盤(WPCR-11530\2,520(税込))とCD部分は同じです。それぞれ、日本盤には特製マウス・パッドが当たる応募券も付いているそうな。

 早くも3曲目「ブルース・ビーチ」はシングル・カットが決定しており、意気盛んな感を受けますが、本作の驚くべき点は他にあり。5曲目「スラング・オブ・エイジズ」では、なんとウォルター・ベッカーがリード・ヴォーカルをとっているとのこと! これはスティーリー・ダン史上初のことですから、今から期待が募りますね。

 本作と同時に、最近作の2作も再発します。同時発売されるのは、冒頭に記した復活作『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』(WPCR-11502\2,520(税込))と、その布石となったであろう93〜94年のライヴを収めた『アライヴ・イン・アメリカ』(WPCR-11501\1,890(税込))。間違いなく傑作の前者は未聴であればこれもいい機会でしょうし、かつてはライヴを嫌がっていた彼らが弾けた後者はプライス・ダウンしています。

 さてさて、どんな音になっているのでしょうか。やっぱり「凛として変わっていない」のでしょうか。今から楽しみですね。
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