2003/04/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
稀代のカリスマ、
ジム・モリソンおらずとも再結成を果たし、なんと夏には来日まで決定している
ドアーズ。メンバーはレイ・マンザレク(キーボード)&ロビー・クリューガー(ギター)のオリジナル・メンバーに、ドラムはスチュワート・コープランド(元ポリス)、ヴォーカルにはイアン・アストベリー(元カルト)。イアンがジム・モリソンに似せたヴォーカルが早くも話題となっており、何はともあれ注目ではありますが・・・・・・弾かれる形となってしまったオリジナル・メンバーのジョン・デンズモア(ドラム)と当然ながらモメているようで、ちょっと心配。
そんな中、オリジナル・アルバムがリイシューされます。対象となるのはジム存命時のオリジナル・スタジオ・アルバム。以前には紙ジャケ化、全歌詞・対訳付きが大きな話題となったものですが、今回は“FOREVER Music remaster 第2弾 ドアーズ/デジタル・リマスター・シリーズ”と銘打っての再発。
リリースされるのは以下の6作。
ハートに火をつけて(WPCR-11601)
まぼろしの世界(WPCR-11602)
太陽を待ちながら(WPCR-11603)
ソフト・パレード(WPCR-11604)
モリソン・ホテル(WPCR-11605)
L.A.ウーマン(WPCR-11606)
これらは6月11日に各1,890円(税込)で発売予定。来日公演に備えるもよし、買い直すもよし・・・・・・筆者が個人的に注目しているのは、一般的な評価の低い『太陽を待ちながら』や
『ソフト・パレード』(写真)も、音を整然とさせるだけでもだいぶ印象と評価を変えることができるのではないか? という点。もちろん、評価の高い他作の質も間違いなく向上するでしょう。
何はともあれ、リマスターとは嬉しいもの。来日(「まぼろしの日」になったりしないだろうな?)と共に待ちましょう。
ちなみに「新生ドアーズ」はスタジオ盤の製作も控えているのだそうです。いっそのこと、ジム不在の作品もCD化しないもんですかね・・・・・・。