3月28日(水)、「ニコニコ生放送」に
小室哲哉が出演! 公認のボーカロイド・アルバム
『小室哲哉 meets VOCALOID』のリリースを記念し、ボカロPとの対談番組が放送。番組内で小室はボーカロイドについて「日本が世界に誇れるポップカルチャーの代表。ボカロにもボカロPの皆さんにも期待しています」とボーカロイドへの思いを語ったほか、「作曲家人生で一番思い出深い曲」や「スランプの脱出法」など、クリエイター人生におけるさまざまな経験談も飛び出しました!
『小室哲哉 meets VOCALOID』は小室氏がこれまでに生み出してきた大ヒット曲の数々を、「ニコニコ動画」で活躍する11人のボカロPがボーカロイドを用いてカヴァーしたアルバム。小室自身も「LOVE IS ALL MUSIC」を初音ミクでセルフカヴァーしており、話題を呼んでいます。
今回は小室をはじめ、本アルバムに参加したボカロPの中から、「Dios / シグナルP」「mathru(かにみそP)」「PENGUINS PROJECT」「ひとしずく」「やま△」「Heavenz」「キャプテンミライ」「PolyphonicBranch」の8人と、ミュージック・ビデオ制作を担当した「三重の人」、CDジャケットのイラストを担当した「riria009」が出演。アルバム制作に関する話やボーカロイドの魅力などについて、小室とざっくばらんなトークを繰り広げました。
そもそも今回のアルバムが制作されることになったきっかけについて、小室は、「今ニコ動やニコ生でボカロPが育っています。ニコ動という発表の場があったからこうなったわけだし、これは世の中にもっと広がった方がいいなと思いました」と語り、さらにボーカロイドの魅力については「21世紀も本格的になっている中で、ボカロを駆使した新しいものがどんどんできてきています。ボカロは日本のポップカルチャーの代表。ボカロにもボカロPにも期待しているし、日本が世界に誇れるものだと感じています」と絶賛!
また、番組に参加した8人のボカロPがそれぞれ自分の担当した楽曲について感想やこだわったポイントを語ると、これに小室は一人ひとりに対して制作時のエピソードを交えながら称賛。
番組後半にはボカロPから小室への質問コーナーが設けられ、まず「作曲家人生で一番思い出深い曲は?」という質問に対し、「一番思い出深い曲は<Many Classic Moments>。自分で作った曲はどれもだいたい後から悔いが残るのですが、この曲は自分の中で納得できた曲なんです」とのこと。また「スランプの脱出法は?」という質問に対しては「スランプのときには自信のある一曲を作ったときのことを思い出すようにしています。自分にとってそれは作曲家として認めてもらえた<My Revolution>。やっぱり自信のある一曲って大事だし、一曲じゃなくてもワンコーラスでもいいんです」とアドバイスをおくりました。
さらに、「今後ボーカロイドを自分の作品で使うことはあるか?」という質問については、「今回のアルバムで僕は生の音と初音ミクさんとの相性はどうかという実験をさせてもらったんです。その結果、(両者の)幅や距離感がわかったので、それを活かせるものを考えたいなと思っています」と今後の活動への意気込みも。
番組の最後には小室による即興ライヴが行なわれ、その圧倒的なパフォーマンスに視聴者からは「まじやべえw」「かっこよすぎるだろww」「これが生演奏の音楽だとは思えない……」と、絶賛のコメントが寄せられました!