2003/04/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ついに
ノラ・ジョーンズのアルバムが首位から陥落!! 代わって首位の座に着いたのが、ノラ・ジョーンズのアルバムの特別盤・・・・・・。もう降参。
というわけで今週のジャズ・チャート! まず驚かされるのが、
山中千尋の2タイトルが再び3位と5位にチャートイン! これはTBSの『情熱大陸』に出演した効果がそのまま出たものだろうが、それにしても昨年から売れ続け、熱心なピアノ・トリオ・ファンとジャズ入門者からも絶賛されてることを考えると、この活躍ぶりを素直に喜んでも良いでしょう。大ヒットとジャズ的な内容が伴った作品って、本当、久しぶりだったんじゃないでしょうか? 7位のSerge Delat Trioも順調に売れてるし、インディー・レーベルながらも常にチャートの中心になっている澤野工房です。
4位の
ソウライブと、13位から一気に6位まで上がって来た
クインシー・ジョーンズの70周年ベスト盤など、比較的、若者層にも支持されるアイテムが目立つ。クインシーのベスト盤も、ジャズを探求したいけど、アルバムを揃えるだけの経済力が無い若者には、たしかに良いアイテムだが、70周年を祝うには当然ながら足りなすぎる! 7位に上がってきた息の長いコンピ『Slow Music Style〜』。気になって曲目を見ると、シャカタクから果てはアヴェレイジ・ホワイト・バンド(!)まで収録。好きだけど、これはジャズ・チャート扱いで良いの? 14、15位に初登場したコンピ
『フライング・ファンク』(写真)、『フライング・グルーブ』はクラブ・ユーズな曲を集めた、これまた若者向けの企画だが、ギル・スコット・ヘロンや、バーナード・パーディー、ニーナ・シモンなど、ラインナップはかなりディープ! 世界初CD化も多数含み、こちらは、ちょっと無視できない存在ですな。