2003/04/21掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
『ザ・サイドワインダー』と言えば、
リー・モーガンですが、このリー・モーガンを敬愛するあまり、自分でも『ザ・サイドワインダー』を作ってしまったのが、
ライアン・カイザーでしたね。本家の『ザ・サイドワインダー』を知る人には、ライアンのジャケットは、まったく意味意図不明の産物でしたが、内容の方は、ビックリ仰天のリー・モーガンぶりで、ラッパ好きには“21世紀のリー・モーガン”として、大いに期待が高まってることと思います。
さて、ここで「ジャズはやっぱりトランペットだね!」って人に朗報です! そのライアン・カイザーが、すっごいイイ、もう、しびれちゃうくらい素晴らしい新譜が4月23日に出ます! ライアン・カイザーと言っても、ライアンと、
アンディー・スニッツァーの2管コンビをフロントにした新グループ、その名も
“The Quintet”による作品で、タイトルは
『ジュードゥー』(VACM-1224)。
ライアン・カイザー(tp)
アンディー・スニッツァー(ts)
アラン・マレット(p)
ジェイムズ・ジナス(b)
ビクター・ルイス(ds)
以上がメンバーです。生粋のニューヨーク・ジャズメン集合って感じですな? 日本人には馴染み深いジェイムズ・ジナスの名前もありますね! 前回のネタはリー・モーガンだったライアンですが、今回はクリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・クインテットがテーマ! いよいよ本格ハードバップってところかな? 嬉しいよ。しかしブラウニーが演りたくて、これだけの新バンド作っちゃうんだから、なかなかの大器。しかも内容の素晴らしいこと! “のほほーん”とした感じが、なんとも懐かしい、モダン・ジャズの楽しさに溢れたいい作品に仕上がってます。