Dip 2003/04/24掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
孤高の天才ヤマジカズヒデ率いる“
DIP”(写真は99年発表作『WEEKENDER』)が、7月2日に新作を2枚同時リリースするとの大朗報が到着!! “リトル・モア”より登場するのは、それぞれ
『underwater』(TLCA-1003)、
『9souls』(TLCA-1004 価格はともに\2,520(税込))と名付けられたアルバムで、前者がDIP通算6枚目となるオリジナル・フル・アルバム、後者が今夏公開予定の映画『ナイン・ソウルズ』のオリジナル・サウンドトラック。2000年に下北沢CLUB QUEでのライヴをノーカット完全収録した2枚組『CRACKED』をリリースしているものの、オリジナル・アルバムとなると久しぶり。メンバーの出たり入ったりやサウンドの試行錯誤を繰り返しながら、ヤマジのワン・アンド・オンリーなセンスと才能を中心に、ロックであれポップであれ聴く者を催眠・酩酊状態へと連れ立ってくれる音世界を築いてきたDIP。新作のリリースを心待ちにしていた人もきっと多いであろうと信じたい、そんな大朗報。
さて気になる両新作。こちらの
HPに詳細が書かれているとおり(CDの注文も可)、『underwater』は、ロックでアシッドでサイケで無国籍で映像的な作品になるらしく、DIPのHPでもMP3を聴かせてくれている
ヴァセリンズの「Jesus Doesn't Want Me For A Sunbeam」や、
サム・テイラーや
ベンチャーズの名演で知られる有名曲「Harlem Nocturne」のカヴァーも収録されるそうだから楽しみ。一方、『9souls』は、DIPとZAKの共同プロデュースで、
バッファロードーターの大野由美子や
ASA-CHANG&巡礼のU-zhaanなどのゲストも参加。CD用に手を加えた音源や、映画未使用音源なども収録されるそう。
母体となったバンド“Dip The Flag”の活動期間も含めればかれこれもう15年のキャリアになろうかというDIP。これまでにリリースされている作品の大半が廃盤となってしまっているため、気にはなっていたけど、これまで一度も彼らの作品を聴いたことがないって音楽ファンも当然いましょうが、そんな状態とも7月でサヨナラ。どちらでもかまわないので、ぜひぜひ聴いてみましょう、DIPを。それにしても朗報です!!