英米で5月12日に復刻が予定されているのは、『Joy Of A Toy』(69年)、『Shooting At The Moon』(写真・70年)、>『Whatevershebringswesing』(72年)、『Bananamour』(73年)のソロ・アルバム初期4作品。音源にはリマスタリングが施され、さらには各盤にボーナス・トラックも追加される見込み。ケヴィン・エアーズ自身は、この4作品以降に発表した『The Confessions Of Dr Dream And Other Stories』(74年)や『Sweet Deceiver』(75年)のほうがお気に入りのようだが、多くのファンが彼の最高傑作として挙げるに違いない、サウンドの美麗さとケヴィンの毒気が見事に調和し、特に後半の素晴らしさは筆舌に尽くし難いものがある『Whatevershebringswesing』や、その『What〜』に負けない人気を誇っている『Shooting At The Moon』は、およそブリティッシュ・ロックに興味のある人であれば、最低でも一度は聴いておきたい作品。これを機に、日本でも紙ジャケット仕様で復刻!! なんて事態に発展すれば幸せなのであるが、はてさて。それにしても、新作はいつになったら聴けるのでしょうか・・・・・・。