和久井光司による評伝
「放送禁止歌手 山平和彦の生涯」(河出書房新社刊)の刊行、未発表音源集
『「氷河期」レア・ライヴ』(BRIDGE-193 税込2,500円)、
『ブロークン・ジャパニーズ』(BRIDGE-194 税込2,500円)、
『ラスト・ライヴ』(BRIDGE-195 税込2,500円)の3タイトル同時リリースと、今年に入り再び脚光を浴びている故・
山平和彦。彼の遺した楽曲群を、縁のシンガーが歌い上げる追悼ライヴ〈TRIBUTE to YAMAHIRA〉が6月17日(日)、東京・渋谷 BOXXにて開催。
創設間もないベルウッド・レコードより1972年にリリースのシングル「放送禁止歌」が図らずも実際に放送禁止の憂き目に遭い、“放送禁止歌手”として一躍時の人となった山平和彦。数枚のアルバムをリリースした後ひっそりと表舞台から姿を消していたものの、1990年代後半より音楽活動を再開。2001年には完全受注生産のシングル「羊が6万匹」を発表しましたが、2004年、轢き逃げに遭い帰らぬ人となりました。
ベールに包まれた半生が徐々に明らかとなる中開催される今回のライヴ。「放送禁止歌手 山平和彦の生涯」の著者である和久井光司率いるスペシャル・バンドをはじめ、
マイペース、
小室 等、斉藤哲夫、
中山ラビ、
とうじ魔とうじ、杉 正太郎と、錚々たる面々が出演。山平ナンバーに新たな息吹をもたらします。かつてフォーク少年だったという漫画家・
浦沢直樹もスペシャル・ゲストとして登場、賑やかな追悼ライヴとなりそうです。