マンサン 2003/05/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
2月頃にレコーディングを終了し、今夏にはニュー・アルバムを発表すると伝えられていた、UKバンド
“マンサン”が、突如、解散を発表した。
これは、
彼ら自身の公式HPにて先日発表されたもので、それによると、3月下旬にメンバー間の話し合いが行われた結果、「バンドとしての活動は終わった」という意見に達し、解散が決定してしまったそうです。
マンサンといえば、中心人物であるポール・ドレイパーが生み出す、ニューロマにも通じるUK伝統のキャッチーでゴージャスなポップ・センスが魅力のデビュー作
『ONE LP(アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン)』や、そのポップ・センスはそのままに、より複雑になった予測不能の曲展開で、聴き手を迷路に誘い込んだ2ndアルバム
『SIX』(写真)など、いかにも“英国バンド”らしいサウンドを聴かせてくれるバンドであっただけに、UKロック・ファンとしては非常に残念。昨年の今頃には新曲も披露され、しかもメンバーは「新作では全体を削ぎ落として4人組のギター・バンドという感じの音にしたい」と語っていただけに、一体なぜ今解散なのか? という疑問は尽きませんが、そうは言っても決まってしまったのだから、仕方のないこと。結局、完成した音源は“お蔵”入りしてしまうのか? ポール・ドレイパーの今後は? などなど、今後の彼らの動向が気になるだけに、また分かり次第お伝えしたいと思います。それにしても、残念…。