さすがの定番と申しましょうか、21世紀が最初に生んだワンダーボーイは鉄腕アトムではなく彼だったというか、もはやマジカル・ファンタジーのスタンダードとなったシリーズ最新作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』が当然のごとく首位を奪取。しかもあっさりと。2002年、DVD（ハードもソフトも）が飛躍的に進化したそのきっかけとなったタイトルだけに、以降のシリーズも期待大。10位にランク・インした『ハリー・ポッターDVDツインパック』は、前作を見逃した方にオススメ。シリーズ2作をパッケージした上、お値段もオトク。

　2位は2002年公開のサスペンス・ドラマ『ディナーラッシュ スペシャル・エディション』。ニューヨークの人気レストランを舞台に繰り広げられる人間模様に殺人事件を絡め、一夜の出来事としてスリリングに描いた痛快作です。

　3位はこれまた定番『ザ・リング　DTSスペシャル・エディション』。貞子ならぬサマラの恐怖を、“都市伝説”など新たな要素を絡めてリメイクした名作ホラーです。『らせん』はリメイクしないのでしょうか？ 『THE RASEN』なんつって。

　4位は永遠の名作の完全版『バグダッド・カフェ 完全版』（写真はサウンドトラック。）ジュベッタ・スティールの歌う主題歌「コーリング・ユー」とともに、忘れてはならない作品です。バグダッドの砂漠に水が沁み込むように観る人の心をしっとりとさせてくれる作品です。

　5位は、自著のなかで突然の交際＆結婚宣言をして世間をアッと言わせた窪塚洋介主演の『凶気の桜』。知らなかったんですが、彼自身も相当の“ナショナリスト”なんだそうですね。“ナショナリスト”とは何か……と言われるとよくわからないのですが。でも何かスゴそう。

　6位＆8位は入るべくして入った定番。若い女性の心をガッチリ掴んだ海外ドラマに、若い男性のマニア心を完全にくすぐった8位の『VISUALBUM』、性別ごとにオススメ。

　そんな今週のピックアップ作品は、7位の『雅楽戦隊ホワイトストーンズ〜雅やかな愛の戦士たち』。

　当サイトをご覧の方々で、一体何人がご存知なのか。これは、北海道テレビで絶賛放映中の『ドラバラ鈴井の巣』内で放映された“地域限定ヒーロー”のドラマ。

　何が地域限定か、と言えばそのヒーローが「札幌市は白石区だけの平和を守る」ヒーローだから。ドラマ自体は、バラエティ番組で作ったドラマの域を出てはおりませんが、2枚目に収録されたバラエティがサイコー。ドラマ制作の裏側に迫ったメイキングなのですが、出演者が何も知らされておらず突然記者会見に臨まされたり、聞いてない過酷なチャレンジに挑まされたり。北海道の方々しか知らないはずなのに……よくぞランク・インしたものです。

　出演の鈴井貴之と大泉洋はこちらも北海道テレビ発のバラエティ『水曜どうでしょう』で全国大ブレイク中。ただいま『水曜どうでしょうDVD全集 第2弾』の予約が全国のロッピーで受付中。こちらは文句なくオススメ。