2003/05/08掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ゴールデン・ウィークも終わって、チャートの方も初登場の新譜が、かなりランクインしてて楽しいのですが、上位は
ノラ・ジョーンズなど、相変わらずのレギュラー陣が動こうとしない! そう、ノラ・ジョーンズと言えば、米ピープル誌が選ぶ、“最も美しい50人”に選出されましたね! なんでも映画出演もするそうで、曲も良ければ、容姿も抜群! ラヴィ・シャンカールに似なくて良かったネ!
日本人に人気のある
キャンディー・ダルファーが7位に初登場しています。パンチの効いたブロンド美人でありながら、悪趣味なほど強烈なマシンビートに、ファンキーなサックスをブイブイ吹くキャラクターは、たしかに面白くて魅力的。今回はセクシーなヴォーカルまで披露してます。その昔、『タモリの音楽は世界だ!』で、
ザ・スリルのYUKARI(懐かしいナリ!)と、サックスの共宴で『ハーレム・ノクターン』を演奏してましたが、あれは良かった! ヴィジュアル・イメージの魅力が大きい彼女だけに、DVD付きなり、何か映像作品のアイデアがもっと欲しい所です。
9位に上昇したコンピ『フライング・グルーブ』で、再びファンク熱が盛り上がっているのでしょうか? そんな中、今回最も嬉しいのが19位に初登場!の
バーナード・パーディーの『ソウル・イズ』ですネ! 特技の“ダ・チー・チー”奏法が有名な“ファンキー・ドンキー”ですが、なんだか力技ばかり評価されてますが、彼の歌伴の時のメロディーに対するデリケートなアプローチをもっと聴いて欲しいですね。
ライアン・カイザーや
エディー・ヒギンズなど、本来は上位に行くはずの大道のジャズメンが10位以下。対して、ザ・スクエアの
『SPIRITS』(写真)が、初登場で6位と好調な滑り出し!
T・スクエアのセールス的絶頂期と言えば、F-1のテーマ『TRUTH』ですが、今回のザ・スクエアは、その『TRUTH』レコーディング時のメンバー5人が再結集して、再び『TRUTH』を新録。しかし、T・スクエアは『TRUTH』の呪縛から逃れるように、“脱F-1”路線で今日まで活動して来たはずじゃ? ようやくスクエア本来のライブ演奏の高揚感が戻って来たのに、なぜにまた『TRUTH』をやるのか? しかしあなどってはいけないよ。このF-1のテーマ『TRUTH』の8cmCDシングルは、10年たっても売れ続けてるロングセラーで、今やジャズコーナーにある唯一の8cmCDとして、担当者が陳列に頭を悩ますシロモノなのです! それだけ人気があるのですね!