ザ・フー 2003/05/09掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
『ロッズ&モッカーズ』はメロディック・パンク・キング
“SNUFF(スナッフ)”でしたが。アルバムのジャケットに“スクーター”がよくモチーフとして使われているところからも伺える、偉大なる影。出身地もイギリスですもの、少なからず“Mods(モッズ)”の影響受けてますよね。時代的にはネオモッズあたりとか。
ピッタリ吸い付く3つボタン&細身のスーツ/細ネクタイ/軍物コート/デコレーションされたスクーター・・・・50〜60’sに最初のブームを巻き起こしたMods。R&Bを激しく跳ねさせたモッズ・ビートのよく似合う、あくまでタイトなお洒落さんがズラリ登場。ここ日本でも“MODS MAYDAY”が開催されているように、もちろん今でもフリークが大勢存在しておりまして。踊るために選曲された雑多なジャンルの音楽から、SMALL FACES、THE ACTION、THE CREATION、さらにはKINKSなどにまで波及するに至った、音楽的にも一大ムーブメントたるものなのです。中でもバンドの代表格として挙げられるのは
“THE WHO(ザ・フー)”。昨年は、オリジナル・メンバーの一人、ジョン・エントウィッスル(ba)が逝去/ユニバーサルから、1stアルバム
『マイ・ジェネレ−ション』デラックス・エディションがリリース・・・など印象深いことばかりが頻発。聴きなおし、掘りなおしに励む方々も頻出しまして、ようやく落ち着いてきた2003年。遂にあの映画がDVDとなって復活です。
この一発で見事モッズをリバイバルさせた衝撃!THE WHOのアルバム
『四重人格』を原作に、1979年に制作されたモッズ・バイブル
『さらば青春の光』(UJSD-13303 \3,800(税抜))DVD版、6月27日にリリース決定です!!!ロッカーズとの対立を軸に、妥協やら挫折やらの青春群像物語。時代の雰囲気がギュっと!収められた作品。光るランブレッタにトキメキ覚えたあの頃を懐かしんで、どうぞお一つ。