さる8月18日(土)、東京「ディファ有明」にて「ニコニコ動画」の公式ダンス・イベント<ニコニコダンスマスター4〜生でニコニコいかせて!!〜>が開催! 同イベントを中継した「ニコニコ生放送」の視聴者は15万5,000人にも上りました!
niconicoでは、投稿されたボカロ楽曲にオリジナルの振り付けでダンスを披露する「踊ってみた」というジャンルが数年前からブームになっており、現在ではniconicoで人気を得た“踊り手”が全国各地のイベントに出演したり、代々木公園に踊ってみたコミュニティが集うエリアが形成されたりするなど、かの“ダンス甲子園”以来ともいえる新たなダンス・ブームが全国的に巻き起こっています。
また、中学校においてダンスが必修科目になったこともあり、ティーンに大人気のボカロ楽曲を使用した「踊ってみた」にはダンス界以外からも熱い視線がおくられている今日この頃、<ニコニコダンスマスター>(以降、ダンマス)のプロデューサー、阿部大護(あべちゃん)は、こうした「踊ってみた」の現状について「踊ってみたは、既存のダンスシーンとは全く異なった新しい踊りの文化。日本で生まれた独自の踊りカルチャーが世界に飛び出す可能性を秘めている」とコメントしています。
そんなダンス・カルチャーを支援するべく、ドワンゴが2010年から継続して主催しているユーザー主体のダンス・イベントが、ダンマス。同社では他にも<歌会360°LIVE><TOKYO NICONICO COSPLLECTION><ボカニコナイト>といったボカロ・カルチャーをフィーチャーしたイベントを主催していますが、ダンマスはその中でも、生放送で毎回14〜25万人を集客する人気イベントです!
今回で4回目となるダンマスのコンセプトは“生でニコニコいかせて!!”。バンドによる生演奏やボカロPによるDJプレイ、歌い手による生歌に合わせて、130名を超える個性豊かな出演者がダンスを披露しました。
オープニングを飾ったのは、出演者が次々に入れ替わりながらの息もつかせぬダンス・パフォーマンス。人気ボカロ曲「Joker Smiles」「終末のミュートロギア」をBGMに熱く激しい踊りを披露し、会場と視聴者のテンションはアガる一方!
続いて、各出演者がこの日のために練習を重ねてきたパフォーマンスの数々で観客を魅了。今回が初めての登場となる「ご新規枠」や、これまでに数々のイベントに出演し、多くのファンを抱える「ダンマス既出さん&ミックス枠」、さらに自ら生歌もこなす「歌って踊ってみた枠」など、カテゴライズされてはいるものの、出演者はそうした枠を軽々と飛び越えて、予想外のパフォーマンスを繰り広げる。
「PCF(けいたん&暴徒)」や「光速猫仮面」「monio」「にゃんたろProject+TEAM BLACK STARZ」「zombies」ら本格派ダンサーがキレのある動きでその実力を見せつければ、「マリスとぺんた」「あすきょう+みい+ほの+みさき」「nicopi☆」といった女性ユニットは可憐に舞う。
その一方で、ふくよかな男性ばかりが集ったユニット「METABOROID」や、
はっぱ隊の「YATTA!」を全裸に近い状態で踊る「ザリガニヘドロ団+愛知エンターティナーズ」、中学生と6歳児という異色ユニット「りりりとあおい」など、niconicoらしい個性豊かな踊り手も登場し、バラエティに富んだ構成で観客と視聴者を楽しませました。
イベントのクライマックスでは、8月一杯を持って人気ダンス・ユニット「DANCEROID」を卒業する踊り手「愛川こずえ」が、長年コンビを組んで活動してきた「いとくとら」と共に「トゥインクル×トゥインクル」を披露し、その最中に花束が贈られるというサプライズも!
ラストは「踊ってみた」ジャンルでも特に人気の高いボカロ曲「ハッピーシンセサイザ」を130名を超える出演者全員で踊り、4時間近くに及んだダンマスは大盛り上がりの中、幕を下ろしました。
イベント終了後、プロデューサーの阿部大護は今回のダンマスについて、「初めて開催した前日の<ダンマス前夜祭>も、当日の<踊ってみたオフ>もたくさんの人が参加し、“踊ってみた”の熱を感じた。そして何よりダンマスでは、ステージ慣れした踊り手から初めてステージに立つような踊り手まで、バラエティに富んだ出演者が客を熱狂させていた。実力を見せつけるだけのようなダンスショーではなく、それぞれが心の底から踊りを楽しんでいるその笑顔に、ニコニコの踊ってみた文化の素晴らしさを見た」と感想を述べています!