演歌の女王・
八代亜紀、初の本格ジャズ・アルバムとして、すでに大きな話題となっている、10月10日発売の
『夜のアルバム』。今作は、元
ピチカート・ファイヴの
小西康陽をプロデュースに迎え、八代が演歌歌手としてデビューする以前の、10代のクラブ・シンガー時代に思いを馳せて制作された作品。
アルバムには、八代がジャズと出会うきっかけとなった「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」や「クライ・ミー・ア・リヴァー」といったジャズ・スタンダードに加え、「再会」(オリジナル歌唱:
松尾和子)や「私は泣いています」(同:
りりィ)といった昭和の名曲が、小西によるジャジーなアレンジが施され収録されています。
また、ジャズ・スタンダードも曲によっては日本語詞も交えて歌うなど、八代亜紀ならではのジャズになっています。
本日公開されたアルバム・ジャケットは、アート・ディレクション:小西康陽 / 写真撮影:信藤三雄 / デザイン:吉永祐介(solla)によるチームが手掛けており、レコーディング・スタジオでの八代の姿を写した、まさしく夜のムードあふれるデザインになっています。
そんな中、八代と同じハスキー・ヴォイスを持ち、八代の長年の憧れの存在である伝説のジャズ・シンガー、
ヘレン・メリル(82歳)からアルバムに関してコメントが届きました。
「亜紀さんは、持ち前の美しく官能的な歌声で、才気と温かみにあふれた歌を聴かせてくれます。その歌声に伴奏をつけるプロデューサー / アレンジャーの小西康陽さんの仕事ぶりも、とても見事です。八代亜紀さんのご活躍をお祈りしています。― ヘレン・メリル」 「ニューヨークのためいき」と称されるヘレンと「東京のためいき」の八代との、日米ハスキー・ヴォイス競演を期待したいところ。そして、アルバム発売後の11月9日には、ブルーノート東京にて1夜限りのライヴも開催されます。レコーディングに参加したジャズ・ミュージシャンを従えて、新作からのナンバーを披露するそうで、プレミアム・ライヴになることは間違いなし!