「蕾(つぼみ)」「流星」、そして“
絢香×コブクロ”の「WINDING ROAD」といった大ヒット・ソングをはじめ、インディーズ時代から歌ってきた「ココロの羽」も初収録となったアルバム
『ALL SINGLES BEST 2』をリリースした
コブクロ。9月9日(日)には、復活後初となるライヴ〈FAN'S MADE LIVE〉を大阪「万博記念公園」東の広場にて行ないました。
昨年8月のツアー最終日以来約1年ぶり、復活を待ち望んでくれたファンへ感謝の意味を込め、フリーで行なわれた今回、会場には約5万人のファンが集結。ステージへ勢いよく走って登場した
小渕健太郎と、集まった観客からの声援に手を上げ、応えながら登場した
黒田俊介は、2001年に2ndシングルとしてリリースされた「轍」からライヴをスタート。「潮騒ドライブ」へ繋げると、「コブクロが、コブクロが帰ってきたぞ!! ただいま! 帰ってきましたコブクロです」と待っていたファンへ復帰の第一声を伝える。
今回のライヴについて、「もう一度スタートするときもストリートからはじめたくて。ストリート・ライヴはフリー・ライヴだから、どうしてもフリー・ライヴからはじめたくて」と思いを語ったコブクロ。「手紙」「流星」「To calling of love」とバラード曲が続くコーナーでは、静まりかえった会場へ、風の音と二人の歌声だけが響き渡る。
……しかし、そんな感動的なバラード曲のあと、黒田は「みんなを前に謝らなくちゃいけないことがあります!! さんざんリハーサルをして途中でマイクを変えるはずが、そのまま歌ってしまいました!ごめんなさい。17年目ではじめて緊張したのかも!」と、思わぬ懺悔に会場からは笑いも! そして、「Summer rain」「神風」「memory」とアッパーに会場を盛り上げると、ライヴ本編は終了。
そしてファンから巻き起こるのは、コブクロのライヴでは欠かせない“アンコール”の声の代わりに歌われる「ストリートのテーマ」。大合唱が巻き起こる中、コブクロは指笛でそのアンコールに応えながら再登場。「本当にうれしかったです! 5万人のお客さんを前に、たしかなことを感じました。自分を見直す時間をもらって見えてきたことがたくさんあって、マイナスに考えてもそこから光を見つけていくことも知りました。来年にはツアーをやりたいと思っています!! 休みに入って最初何もやる気が起こらなかったのですが、人伝いに黒田が待ってると言われたんです。そうなんだと思ったらどんどんお客さんの顔が見えてきて……そして今日ここにたどり着きました!」と力いっぱいに、ファンへ感謝の気持ちを語ると、デビュー曲「-YELL- 〜エール〜」へ。
そしてラストに披露された「ココロの羽」では、「こんなに会いたい 今すぐ会いたい」という歌詞の通り、待っていたファンに少しでも近づこうと会場を一周。コブクロとファンの心地よく感動的な一体感の中、ライヴは幕を下ろしました!