1970年代から活動を開始、数々のヒットを放ってきたアンとナンシーの美人姉妹バンド、
ハート(Heart)の通算14作目となるニュー・アルバム
『ファナティック』が10月3日(水)に発売されます。このアルバムは、
k.d.ラングなどを手がけるプロデューサー、ベン・ミンクが提示した“スーパー・ロック”というコンセプトをもとに、姉妹が渾身の10曲を仕上げたもの。姉のアン・ウィルソン(vo)が「ヘヴィ・ロック・バンドとして長くツアーを重ねてきた真髄を、アルバムの音に生かした」と語っている通り、超ヘヴィな1枚に! 妹のナンシー・ウィルソン(g)曰く「とにかくロックするだけ! 私たちはロックするためにここにいる」とのこと……!
アルバムからのリード・トラックでもある「ファナティック」について、アンは「この歌はナンシーが大恋愛をした時の様子を見ていて思いついたの。“Wow、マジ!”ってね。そこから歌詞が出来たの」。当のナンシーは「私は、4つのコードをはめただけ(笑)」と語っていますが、現在58歳(1954年生まれ)とは思えない“美魔女”ぶりの秘訣は、ロックと恋愛なのかも……?
アルバムは、第2次世界大戦から帰還した海兵隊将校だった父親の視点で描かれた「ディア・オールド・アメリカ」、地元バンクーバーの町に想いを馳せる「ロック・ディープ」など、ノスタルジックな内容の歌もが多いものの、彼女たちが敬愛する
レッド・ツェッペリンを彷彿させるハード・ロックが中心。カナダ出身の女性シンガー・ソングライター、
サラ・マクラクランが参加した「ウォーキン・グッド」も、シンプルなフォーク・ロック調のアレンジではありますが、随所にストリングスが絡み合ってくるあたりにも、レッド・ツェッペリンからの影響を感じさせます。
日本盤向けのボーナス・トラックには、レッド・ツェッペリンの傑作アルバム『IV』に収録されていた「カリフォルニア」と「ミスティ・マウンテン・ホップ」のライヴ・カヴァーが収録。こちらも注目です!