2005年に発表されたアルバム
『ア・ビガー・バン』以来7年ぶりとなる
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の新曲「ドゥーム・アンド・グルーム」は、衰えを知らないストーンズならではのエネルギッシュなロック・ナンバー。この楽曲は、11月14日に発売される結成50周年を記念したベスト・アルバム『GRRR!』からのリードトラックで、セッションに参加したキーボードの
チャック・リーヴェルによれば
ミック・ジャガーが主導した曲とのことで、その健在ぶりを示すには十分すぎるエネルギッシュなロック・ナンバー(プロデュースはおなじみ
ドン・ウォズ)。
ベスト・アルバム『GRRR!』に収録されるもう1曲はキースが持ち込んだとされる「ワン・モア・ショット」で、先のチャック・リーヴェルによればギターリフが炸裂しているとのことなので、こちらも期待されます!
そして、発売形態とジャケット写真、新曲が2曲収録されるというところまでは発表されたものの、その内容がなかなか見えてこなかったベスト盤『GRRR!』の詳細が明らかに。50曲入りのスタンダード盤に収録されるのは、10月22日にスタートするフジテレビ系月9ドラマ『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』主題歌の「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」ほか、「サティスファクション」「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」「悲しみのアンジー」「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」「ミス・ユー」「スタート・ミー・アップ」といった超代表曲に加え、ブライアン・ジョーンズのマリンバが個性的な「アンダー・マイ・サム」や、日本ではサントリー“ストーンズバー”のCM曲にもなった「ロックス・オフ」、キース・リチャーズの代名詞的なヴォーカル曲「ハッピー」などの名曲も選ばれたのがファンには嬉しいところ。
最も豪華な『スーパー・デラックス・エディション』に収録されるボーナス・トラックも話題のひとつで、特にデビュー前に録音されたストーンズ最古の未発表デモ音源5曲は、50周年を記念した企画としてぴったりの収録。録られたばかりの貫禄あふれる新曲と、デビュー前の初々しいデモを比較すれば、50年という歴史の重みを実感できること間違いなし。詳しいトラック・リストはこちらから(
www.universal-music.co.jp/rolling-stones/)。
さて、こうなると気になってくるのが、2007年以来5年間遠ざかってるステージへの復帰。先の新曲のレコーディングが完了した後も、バンドの面々は引き続きパリのスタジオに入っているとも伝えられており、どうやら何らかの形でライヴが行なわれるのは間違いなさそうです。10月18日には結成50周年記念公式ドキュメンタリー『クロスファイア・ハリケーン』のプレミアのため、ロンドン映画祭に全員揃って登場することは既に発表されていますが、ここで演奏されることは無いにしても、何らかの発表がなされるのではないかと言う噂は根強い。7月12日の結成記念日には、ロンドンのサマーセット・ハウスに敷かれたレッド・カーペット上で、日本のカメラに向けて「すぐにでも日本に行きたいよ!」と叫んだミック。今はその言葉を信じて待ちましょう。