60年代に
ウォーカー・ブラザーズとしてデビューし、
デヴィッド・ボウイ、
U2、
ザ・スミス、
レディオヘッド、
アレックス・ターナー(
アークティック・モンキーズ)、
ブライアン・イーノ、
ジャーヴィス・コッカー(
パルプ)、
デーモン・アルバーン(ブラー)まで影響を与えたUK音楽界で最も重要なシンガー・ソングライター、スコット・ウォーカー(Scott Walker)の約6年ぶり、通算14作目となるニュー・アルバム
『ビッシュ・ボッシュ(Bish Bosch)』が12月19日にリリース決定!
本作にはイギリスに2つしかないというチューバ・サックスをはじめとし、淡水平巻貝といった古代の天然楽器など、世にも珍しい楽器が多く使用されている模様。スコット独特のユーモアが冴えわたるリリックに、スケールの大きななサウンドが合わさったファンにはたまらない作品に仕上がっているようです。
そんなアルバムからトレイラーが公開。アルバム収録曲の1部を聴けるのに加え、珍しい楽器が登場する制作過程も垣間見ることができます。
Scott Walker - Bish Bosch(Album Trailer)
さらに、スコット・ウォーカーからの影響を公言している大物アーティストのコメントも到着。彼らの言葉から、UKロックにおける偉大さが感じ取ることができます。
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レディオヘッド「僕らはスコット・ソングが多い。〈クリープ〉もそうだ。プロデューサーがカヴァー曲だと思い込むほどスコット的だった。常に彼の音楽が原点だからね」
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デヴィッド・ボウイ「彼の曲のいいところは絵を描くように音楽で主張していることだね。彼が言いたいことは分からないが、彼が歌うままに曲を受け入れる。そこから何かをつかみ解釈すればいい」
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ブライアン・イーノ「『ナイト・フライツ』で彼の音楽に衝撃を受けた。とてつもない曲だからぜひ聴いてみてくれと言ってデイヴィッドの製作現場に持ち込んだんだよ。感性の一致というか何か通じ-るものを感じた。ポピュラー音楽でなくオーケストラや実験音楽のようだった。ポップスの枠組みにありながらそこから遠く離れてる。 これを聴くのは屈辱的だ。今でもこれを超えられない」
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デーモン・アルバーン(ブラー / ゴリラズ)「彼のメランコリー・ポップは、それまでに聴いてきたものとは紛れもなく違っていた。僕にとって、スコット・ウォーカーを聴いたのがすべての始まりだったのさ」
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ジョニー・マー(ex-ザ・スミス)「僕がザ・スミスのラスト・アルバムをどのような作品にしたかったか語ろうとすると、美しくて憂いに満ちた彼の曲から受けたインスピレーションに集結するのさ」
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ジャーヴィス・コッカー(パルプ)「彼はまるで勇敢な探検者のようだ。世界の未踏の地に向かう人みたいにね」