2011年の〈ロッテルダム映画祭〉で絶賛を浴びた衝撃作が遂にDVD化、鈴木清順作品のプロデューサーとしても知られる鬼才・
片嶋一貴監督による
『アジアの純真』は12月7日(金)発売。
――2002年秋、北朝鮮による拉致事件で反朝鮮感情が蔓延する中、チマチョゴリを着た在日朝鮮人の女子高生が、チンピラに殺害される事件が発生した。その殺害現場に偶然居合わせ、恐怖から見て見ぬふりをしてしまった気弱な日本人高校生。彼は後日、殺害された女子高生の妹である孤独で勝ち気な少女に出会う。やがて、第二次大戦から残された毒ガスの瓶を発見した2人は、ある目的を果たすための旅に出るのだった――。
監督は、プロデューサーとして『ピストルオペラ』『オペレッタ狸御殿』で、鈴木清順ワールドを世に送り出した片嶋一貴。静寂なモノクローム、哀愁漂うピアノ、そしてパンクな映像表現を巧みに合致させ、孤独な少年少女による“屈折したロードムービー”を描いています。主人公を演じるのは『ピストルオペラ』でデビュー以降、『誰も知らない』『疾走』『悪人』など、日本映画界の鬼才監督たちの作品に多数出演してきた実力派女優、
韓英恵。なお、本作には先日急逝した
若松孝二監督も出演しており、劇場公開時に登壇したトークショーの模様も収録予定です。