60年代に登場し、
カエターノ・ヴェローゾとともにトロピカリズモを牽引。ブラジルの音楽シーンに革命を起こし、現在も一線で活躍し続けるシンガー・ソングライター、
ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)がライヴ・アルバム『CONCERTO DE CORDAS E MAZUINAS DE RITMO』(BF-1962 / 輸入盤)を発表する。
生誕70年とデビュー50年を記念し、今年5月にリオデジャネイロの市立劇場にて行なわれたコンサートの模様を収録するこのアルバム。「弦楽とリズムマシーン」と題されたこのコンサートには、ジルベルト・ジルとともに、ペトロブラス交響楽団、先日発売された
坂本龍一のアルバム
『THREE』にも参加しているジャケス・モレレンバウム(vc)、
マリーザ・モンチや
ベッチ・カルヴァーリョほかのレコーディングに参加しているほかリーダー作もあるニコラス・クラシッキ(vn)、ジルベルト・ジル・バンドのレギュラー・メンバーであるグスターヴォ・ヂ・ダルヴァ(perc)という豪華メンバーが登場。自作曲はもちろん、
ルイス・ゴンザーガやカエターノ・ヴェローゾのカヴァーも披露しています。