大正九年 2003/06/19掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
かつてのナゴム・レーベルの影響を大いに感じさせる、独自の世界観を持ったエレポップ・ワールドを聴かせてくれる、不思議テクノ少女
“大正九年”。昨年には、インディーズ時代から続く、作詞・作曲・歌・編曲・打ち込み・サンプラーなど一人で全てのトラックを作り上げる“自宅完結スタイル”を受け継ぎながら、最新機材導入による音質的なグレードアップを図ったメジャー・デビュー・アルバム
『KYU-BOX.』(写真)を発表し、その“可愛さ”と“不思議さ”が同居する九年ワールドが、さらに磨きが掛かったといえる彼女。また、その『KYU-BOX.』では、ジャケットのデザインを奈良美智が手掛けたことや、電車の車内で偶然出会ったことをキッカケに交友が始まった、大槻ケンヂが作詞を手掛け、その
大槻ケンヂとCoaltar Of The DeepersのNARASAKIが率いる
“特撮”が彼女作曲の曲を編曲したという、ある意味、夢の共演ともいえる名曲「ネットで叩いてやる」も収録されるなど、様々な部分で話題となったものですが、どうやら、そんな話題作に続く、約1年半ぶりのニュー・アルバムが、いよいよリリースされることになった模様です。
その名を
『モンドダイヤ』という今作は、現在までのところ、9月9日にリリースが予定されており、下記のようなタイトルが付いた曲が収録される予定とのこと。(VPCC-81466\2,800(税込)) まだ曲名だけではありますが、相変わらずのタイトル・センスとなったことからも分かるように、今回もかなり面白そうな“九年ワールド”を体験させてくれそうです。また、収録曲の「東洋の脳ミソ」は、日本テレビ系『ドシロウト』の9月度のエンディング・テーマとして使用される予定もあるとのこと。ついに、お茶の間に流れることになる“九年ワールド”・・・う〜ん、じつにいい時代です。
なお、10月には彼女初となるDVD作品(内容未定)もリリースされる予定があるそうなので、今秋は皆さんも“九年ワールド”に浸ってみましょう! とにかくオススメ!!
・新開地から
・あなたのためあたしのためのうた
・キュービック
・なくしたの?夕焼けのなかに・・・
・おまえらみんな変態
・東洋の脳ミソ
・ティーンエイジ・ストーリー
・つながり
・崩れない迷路
・イライラ
・入会しました
・Requlity in the shatt
・祝祭日