先週11年ぶりとなるオリジナル・アルバム
『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』をリリースした
エアロスミス(Aerosmith)が、11月19日付のオリコン洋楽ウィークリーランキングで初登場1位を獲得。長いブランクをもろともせず、相変わらずの貫録ぶりを見せつけた彼らですが、日本の発売元であるソニー・ミュージックが独自に行なったインタビューでメンバーのトム・ハミルトン(b)から「今回のアルバムは僕らの最後の作品になるかもしれない」と衝撃的な発言が飛び出したそうです。
以下はトム・ハミルトン(b)の発言。
「今回のアルバムは僕らの最後の作品になるかもしれないんだ。だから、とにかく最後まで仕上げた楽曲は全部入れたんだ。もしも僕たちが賢いビジネスマンだったら、今後のために曲の半分は取っておいただろう。今のレコード会社との契約はこのアルバムでいったん終了するから、僕たちは今後はフリーになる。そうしたら、残った曲でさっさとデジタルでアルバムを出したっていいわけだよね。でも僕たちは“アルバム・パッケージでこの曲が聴きたい”と思ったんで、今までで一番多くの曲を収録したんだよ」 00年代に入ってから2度に渡り咽頭ガンの治療を経験しているトム・ハミルトンは、今回のアルバム制作にはなみなみならぬ覚悟とモチベーションで取り組んだという。ほかのメンバーも異口同音に同じような発言をしているそうです。
また、アルバム発売直前にインタビューが掲載された米『スクリーマー・マガジン』では以下のようにも発言。
「伝説のロッカー、エアロスミスがレコーディング・スタジオに別れを告げるなどということは、炎が燃え盛る地獄が凍りつき、ブタが空を飛ぶことが無いように、そしてこの地球の自転が逆回りすることが無いように、絶対にあり得ない。そうだろ? だが、地獄の寒さに覚悟して、空飛ぶブタを見上げ、地球の逆回転に注意した方がいい。なぜなら、エアロスミスの音楽を乗せた“トレイン”(電車)は“ケプト・ローリン”(転がり続ける)をせずに止まるらしいのだ。新しいアルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』を最後にして」 これが本当に最後になるのかは、バンドとしての公式コメントがない以上は断定できませんが、ニュー・アルバムでは“出し惜しみ”は皆無。トムが言う「全部入れた」という全曲が聴けるのは日本だけの「デラックス・エディション」(SICP 3737-9)だけ。70年代からリスナーを魅了し続けるエアロスミスの“今の姿”を味わいながら、活動の継続を願いましょう!
※発売中
エアロスミス
『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション!』
●デラックス・エディション:初回生産限定盤 CD+CD+DVDの3枚組
(SICP 3737-9 税込4,200円)
・特殊サイズ紙ジャケ仕様(縦長・銀箔加工・8面紙ジャケ)
・ポスター封入(スラッシュによるエアロのイラスト絵柄!)
●通常盤:1CD(SICP-3740 税込2,520円)
●iTunes Store / moraでも配信中
・iTunes デラックスLP
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mora.jp/package/43000001/4547366188899