2003/06/26掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
お待たせしました。今週もチャートニュースのお時間ですヨ!! みなさん、ちゃんと新譜を買っていますか? ジャズは常に動くもの。新譜、新人を聴いてこそ、健全なジャズファンです。今週も面白いアイテムが初登場して、だいぶチャートに動きが出て来ました!
キース・ジャレットと
パット・メセニーと
デヴィッド・サンボーンが1位〜3位を独占する形がしばらく続きましたが、そんな3党連立政権みたいなベテラン勢による支配に割って入ったのが今週3位!
リズ・ライトの
『ソルト』です。ほらね、以前からリズ・ライトは来るって言ってたじゃないですか! したらば1位のパット・メセニーを4位に蹴落として、本当に3位まで上がって来たじゃないの! 良かった良かった。なんだか父親の気持ち。新人が売れるってのは良い事です。
新人と言えば
フライド・プライドの3作目
『HEAT WAVE』が8位で初登場してます。出す度に着々と評価を高めている彼等、もっとガンバ! 余談ですが、フライド・プライドの2人って、すごく楽器を練習してるイメージがありませんか? とにかくテクニックには絶対のプライドがあるのでしょう。練習によって培う美学。なんだかヘヴィメタの世界に通じるモノを感じます。(て言うか今回は1曲目からディープパープルだし! ひょっとしてメタル出身?ますます親近感わくな。)未体験の方はぜひ購入を! カッコイイっすよ。
初登場と言えば新作ピックアップの頁でもとり上げた、今週の大本命
ウィル&レインボーの
『Harmony』(写真)です。これ良くない?良くないコレ? 70年代の名盤『〜レインボー〜』に比べたら、なんだかオーディオ・ファンに好かれそうなサウンドと言うか、ずいぶん清潔趣味になっちゃったなーとは思うけど、それでも
フィービー・スノウが参加したりと、嬉しい客演にお変わりは無く、スムースジャズとは趣を異にした21世紀型のリアルフュージョン。渋いのナンノ! 今後とも続けて下さーい!
最後に、
オリヴィエ・ピータース・カルテットの
『ウィングス・オブ・スプリング』が16位に登場してます。当方(CMYK-6144)の品番に見覚えアリ! これは2001年のセレストレーベル発足初期のアイテムじゃないですか! たしかにメチャメチャカッコイイ北欧フュージョンで、私も燃えましたが、何故、今になってチャートイン? よくわかりません。ちなみに今年の4月3日に発売されたセレストの新しいやつ『プライムカッツ・シルベスター』はイギリスの格式高きライブラリー・レーベル“シルベスター”から集めた激レア曲満載のコンピレーションで、試聴してみたらばレーベルカラーにピッタリなお洒落曲満載で最高です! 公式HPで試聴できますので、ぜひ聴いて下さいよ!