イエス 2003/06/27掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
プログレ・バンド“ゴング”の元メンバー“スティーヴ・ヒレッジ”が、現在はテクノ・ユニット“システム7”にて活躍中という例にもあるように、“プログレ”と“テクノ”は、ある意味、近い関係にあるのではないかと個人的には思うのですが、ただ、そうは言っても、まさかこんな作品が出るとは夢にも思わなかった、そんな“プログレ meets テクノ”な新作が最近なって、いろいろとリリースされる(された)ので、本日はそんな中から2作品を一挙ご紹介。
まず1点目は、すでに6月25日に日本盤がリリースされたものですが、なんと、あの
エマーソン,レイク&パーマーの楽曲を、あろうことか“ドラムン・ベース”にしてしまったという、“ホントにこんなの出していいの?”と疑問を持たずにいられない、問題なリミックス・アルバム
『リ・ワークス』(MSIG-0034〜6\3150(税込)・写真)。CD3枚組というボリューム感にも圧倒されてしまいそうな今作ですが、定番曲「庶民のファンファーレ」などを大胆なまでにリミックスしてしまった、その心意気にも、とにかく圧倒。日本盤は初回限定発売となっているそうなので、気になる方は、お買い求めはお早めに。
また“ELPが出すなら、俺らも”と思ったかどうかは定かではありませんが、なんと、7月8日には、
イエスのリミックス・アルバム『Remix Album』が海外にてリリースされる予定。しかも、このアルバムにてリミックスを手掛けたのは、あのスティーヴ・ハウの息子である“Virgil Howe”のユニット“The Verge”とのこと。ただでさえ、イエスのリミックス・アルバムというだけでも驚きなのに、そのうえ、スティーヴ・ハウの息子がテクノ系アーティストというのにも驚かされた今作でありますが、その気になる収録予定曲は下記のとおりです。プログレを愛する人々から、どう思われるのか非常に気になる、この両作品。やっぱり珍盤なのですかね、これは?
(01) Tempus Fugit
(02) Arriving UFO
(03) Heart of the Sunrise
(04) Starship Trooper
(05) Awaken
(06) Sound Chaser
(07) Ritual
(08) Siberian Khatru
(09) 5 Per Cent for Nothing
(10) No Opportunity Necessary, No Experience Needed
(11) No Clowns