マイケル・ブレッカー 2003/07/03掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
2001年の
『ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック』(写真)では、初のバラード集で話題を集めた
マイケル・ブレッカー。特に
ジェイムス・テイラーをヴォーカルに招いて聴かせた「ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト」は、ジェイムス・テイラーの『ワン・マン・ドッグ』に収録されたオリジナルを知る人間にとって感動の再会でした。あのラストに流れ出すブレッカーのソロは、暗記してハミングで歌えるほどメロディアスな名演でしたね。2001年の再会ヴァージョンは、もちろん原曲のあのソロを超える事は無かったけれど、それでも2人の共演には胸がトキメキました。続く2002年
ハービー・ハンコック、
ロイ・ハーグローヴとの大ヒット盤『ディレクションズ・イン・ミュージック』では180度違う強烈なブロウを聴かせまくったのも記憶に新しい所。
そして2003年です! エリック・アレキサンダー、デヴィッド・サンボーンなど、人気のサックス奏者が次々と新作を発表した今年、いよいよマイケル・ブレッカーの新作が8月21日に登場します!!その名も
『ワイド・アングルズ』(UCCV-1049 \2,548(税込))。今作は念願の15人編成によるラージ・アンサンブルで、プロデュースは前記したサンボーンの新作でも活躍した
ギル・ゴールドスタンが担当! 曲は友人で亡きピアニスト、ドン・グロニックとの共作が話題を集めそうですが、基本はブレッカーのオリジナルが中心なのもエライ! 参加メンバーは
ジョン・パティトゥッチ(b)
アントニオ・サンチェス(ds)
アダム・ロジャース(g)
アレックス・シイピアジン(t)
ロビン・ユーバンクス(tb)
ピーター・ゴードン(frh)
スティーブ・ウィルソン(as,fl)
イアイン・デイクソン(cl.bcl)
他
と言うわけで、今年はマウント・フジ・ジャズ・フェスティバルに来日が決定してございまするよ! すいません、興奮してマルシア語になってしまいましたが、マウント・フジではランディー・ブレッカーと共にブレッカーブラザーズとして登場しますので、またCDとは違ったブレッカーが聴けそうです!