『グッモーエビアン!』(出演:
大泉 洋、
麻生久美子)の好演で〈第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ〉新人賞を受賞した、今年もっとも期待される若手女優のひとり、三吉彩花による初主演映画『旅立ちの島唄〜十五の春〜』がこの晩春、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。これに先駆け、4月27日(土)沖縄・桜坂劇場では先行ロードショーも決定しています!
三吉をはじめ、
小林 薫、
大竹しのぶという、日本映画界きっての演技派が集った『旅立ちの島唄〜十五の春〜』。その舞台は、沖縄本島から東へ360キロにある絶海の孤島・南大東島。この島には高校がなく、子どもたちは進学のため15歳で島を出て、家族と離れて暮らさなければいけません。三吉は、この場所に実在する少女民謡グループ“ボロジノ娘”のリーダーになる“優奈”を演じており、 葛藤を持ちながら島でさとうきび農家を続ける父親(小林 薫)、長女と共に島を離れて以来、那覇で暮らす母親(大竹しのぶ)という環境の中、島を旅立つ先輩を見送る、15歳の揺れ動く複雑な感情を瑞々しく表現しています。さらに彼女は三線と島唄を特訓、劇中では南大東の別れの歌「アバヨーイ(さよならの意)」を披露!
そして本作のメガホンをとったのは
井筒和幸監督作品(『黄金を抱いて翔べ』『ヒーローショー』)の脚本家としても知られ、『キトキト!』(2007年)で監督デビューを果たした
吉田康弘。実在する“ボロジノ娘”にインスパイアされ、島の現実をリサーチし、オリジナル・ストーリーを生み出しました。小さな仕草ひとつから登場人物の心を鮮やかにすくいとり、娘の想い、親の想いを繊細に描き、観るものの感情を揺さぶる一作となっています。