2003/07/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
9月に延期となってしまった来日公演をお待ちのイエス・ファンの皆さん、ライヴ観戦の準備は順調ですか? その来日にうまく合わせた形で「来日記念盤」が一気にリリースされます。キング・クリムゾンよろしく納税状態(?)の
イエス祭です。
まずは、もはや何種類あるかも判らなくなって久しいベスト盤。イエスの結成35周年を記念しての2枚組となる『アルティメイト・イエス(仮)』(WPCR-11705〜6)が\3,570(税込)にて。収録曲はファンならだいたい納得でしょうし、ボックスじゃないベストには「危機」が収録されていないのもお約束。あれはアルバムで聴くものなのでしょう。
続いては、1st〜4thまでの復刻が話題となった、イエス・ニュー・スタンダード・リマスター・コレクションの続行。今回の対象となるのは以下の4作。
『危機』(WPCR-11684)
『海洋地形学の物語』(WPCR-11685〜6)
『リレイヤー』(写真、WPCR-11687)
『究極』(WPCR-11688)
今回も“EXPANDED & REMASTERED”と銘打たれており、ニュー・リマスターのうえに、各々ディスクとも1曲ずつのボーナス・トラックを用意しているとのこと。何が収録されるかは未定ですが、以前の復刻では「クラップ」のスタジオ・ヴァージョンなんて意外なものまで聴かせてもらえたのですから、期待しちゃってもいいのかな? 2枚組なのでボーナス曲も2曲という『海洋地形学の物語』は\2,980(税込)、他3作は各\1,890(税込)。
そしてもうひとつ、
先日お伝えした初の「公式リミックス・アルバム」となる
『リミックス・アルバム』(WPCR-11664)の詳細が決定。リミキサーはお伝えしたように
スティーヴ・ハウの息子“THE VERGE”によるものですが、その採用曲もベスト選曲なんじゃないのか、と思っていたら意外なこと意外なこと。余りに意外なので収録曲をご紹介。
1.光陰矢の如し
2.UFOの到来
3.燃える朝やけ
4.スターシップ・トゥルーパー
5.悟りの境地
6.サウンド・チェイサー
7.儀式
8.シベリアン・カートゥル
9.無益の5%
10.チャンスも経験もいらない
11.ノー・クラウンズ
・・・なんて、ファンでも「え、それをリミックス?」と思ってしまうものの多い全11曲。オリジナルを髣髴とさせながらも確信的なリミックスとなっているそうで、エマーソン、レイク&パーマーの『リ・ワークス』で悩んだプログレッシャーもお試しいかがでしょう? の\2,520(税込)で、ここまでご紹介の6作が「今度こそ本当の来日記念盤」になります。
しかもソロでも、
スティーヴ・ハウがマーティン・テイラーと組んだ『マスターピース・ギターズ』がハイブリッドSACD仕様(SIGP-38)でリリースされます。世界のヴィンテージ・ギターをふたりが弾きまくるその内容の保証はもちろんのこと、サラウンド再生だって可能な\3,150(税込)です。
これら全7作は、「一気に」! 9/10(水)にまとめてリリース予定。シメて\17,850(税込)・・・・・・き、気が遠くなってしまいそうですが、何はともあれ来日記念。それもライヴ直前となるのですから、財布の紐をちょっとぐらいは緩めてしまいましょう!