ザ・ジーヴァズ 2003/07/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
「元クーラ・シェイカーのクリスピアン・ミルズ主導」という肩書きが邪魔になるどころか、それを逆手に取ったアメリカン・ロックへのルーツ回帰的快作
『1-2-3-4!』(写真)にて、もはやそんな云々は関係なくなったことを証明してみせた
ザ・ジーヴァズ。間もなく発売のシングルを放って間髪入れず、アルバムを世に送ります。
新作は
タイトル未定(EICP-260)ながら収録予定曲はおおよそ選ばれており、12曲収録+日本盤にはボーナス・トラック2曲=全14曲になる模様。その中にはもちろん、
以前お伝えした先行シングル「ザ・ウェイ・ユー・キャリー・オン」もあります。他にも気になる曲名や、ひょっとして先にライヴで演ってたかな? というものもありますが・・・・・・最も気にかかるのが、2曲のカヴァー曲を収録していること。うち1曲はボブ・ディランの「戦争の親玉」ですが、これはかつて『ザ・ベスト・オブ・クーラ・シェイカー』にもディランのカヴァー「やせっぽちのバラード」が収録されていたので頷けます。が、驚いたのはもう1曲。なんと、CCRの「雨を見たかい」ですよ! どうしたんだこのポップへの接近ぶりは? 先行シングルに見える今後の指針は、それがヒントなのかも。
フジロック出場(それもトリ! 新曲演るだろうなぁ)でファンもバンドも活気に満ちていること間違いなし、の中に決定したこのリリース。海外盤より10日以上早い日本先行発売の9/10に\2,520でリリース予定です。