SS 2003/07/11掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ひたすら伝説、まさしくホンモノ!!!先日
コチラでお伝えした“変身キリン”などと同時期に活動していた日本パンク/ハードコア・シーンに名を深々と刻み込んだ脅威の存在、
“SS”!!!活動期間の短さや、結成当時の年齢の若さ、そして何よりも曲の速さ!1分を越えるか越えないかというところで爆発して終了する楽曲の数々!パンクがロンドンで生まれた1977〜1979年頃、既に日本では一歩先行く“ハードコア”が出来上がっていたってことに驚き。
京都を中心に活動していたSSは、町田町蔵(康)が在籍した
“INU”、Phew(MOST)の
“アーント・サリー”、JOJO広重の
“ウルトラビデ”という4バンドで“関西NO WAVE”を名乗りライヴ活動を行なっておりました。しかし、評判の高さに反比例して残された音源は稀少。現在では、ツアーで東京に来た際たまたま撮影された『ROCKERS』(出演バンド:FRICTION、8 1/2、Mr.KITE、PAIN、MIRRORS、LISARD・・・など)、
“ALCHEMY RECORDS ”より近年リリースされたライヴ・アルバム『LIVE!』(写真)などで今でも在りし日の勇姿を垣間聴けるSS。しかし、一度聴いてしまえば、もっと!もっと!の気持ちが巻き起こるのも当然。そんな、無いものねだりのダダっ子を即座に黙らせる驚きの作品、SSの発掘ライヴ音源!!!
『日本高速音楽伝説・序章』(RAGG-005 \2,625(税込))が8月8日に
“ROCK A GO! GO! パラダイス企画”からリリース!!!しかも『LIVE!』音源と重複する曲/テイク無し!全てが未発です!INU、アーントサリー、ウルトラビデ、連続射殺魔と共演した同志社大学でのライヴ/『ROCKERS』が撮影された日の下北沢ロフトでのライヴ/福生チッキンシャックでのライヴ!以上の3つの音源から収録されています!これは聴きたい!
今ならどこにでも山ほどいそうな「ラモーンズより速い!」というキャッチコピーが、20数年前でこんなに似合うバンドはいなかったでしょう。しかも、フィンガー5の高速カヴァー(「恋のテレフォン・ナンバー6700」)なんてのもある通り、若さ溢れるキャッチーさも!初期衝動が暴発する過激なカッコよさ、まずは聴いてみなくては。ライナーにはSSオリジナル・メンバーである、しのやん(コンチネンタル・キッズ、全力オナニーズ、Rock A Go Go)が筆を寄せています!こちらも必見、必読。