ジャズの巨人、
ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)が3月に来日。〈JAZZ WEEK TOKYO 2013〉への出演で、ウェイン・ショーター・カルテットの出演は3月23日と3月24日。日本にファンキー・ジャズの大ブームを巻き起こした1961年の
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ日本公演のメンバーでもあったウェイン。その伝説の公演から半世紀以上を経ての、最新アルバムを携えての来日公演。アルバム
『ウィズアウト・ア・ネット』は2月13日に発売されます。
マイルス・デイヴィスのアルバム
『マイルス・スマイルズ』の冒頭を飾った有名なウェイン・ショーター作曲の楽曲「オービッツ」で幕を開けるドラマティックな作品。
なお最新のインタビューがEMIミュージックのウェブサイト(
emij.jp/wayne)で公開中なので、こちらも必見。藤岡靖洋氏によるインタビューでウェインが明かしたのは、来日公演では最新アルバムからも演奏するし「なにかこの世の最後みたいなものを演奏するかも」とのこと。「ぼくらは音楽で、チャレンジを創造し、また破壊する。だからリハーサルはやらないんだ。男と女がデートする時にリハーサルしないのと一緒だよ」とも語っています。
なお、「マイルス・デイヴィスとは6年いっしょにやったけど音楽の話をしたことは一度もない。演奏で対話しているから」と本人が語るインタビューの音声もアメリカのラジオNPRで公開されています。こちらは英語ですが、来日に期待が高まる興味深い内容となっています。NPRのウェブサイト(
www.npr.org/2013/02/02/170882668/wayne-shorter-on-jazz-how-do-you-rehearse-the-unknown)をチェック。
※2013年2月13日(水)発売
『ウィズアウト・ア・ネット』[収録曲]
01. オービッツ / Orbits
02. スターリー・ナイト / Starry Night
03. S.S.ゴールデン・ミーン / S. S. Golden Mean
04. プラザ・リアル / Plaza Real
05. ミルラ / Myrrh
06. ペガサス / Pegasus
07. フライング・ダウン・トゥ・リオ / Flying Down to Rio
08. 果てしないゼロ・グラヴィティ / Zero Gravity to the 10th Power
09. (ザ・ノーツ)UFO / (The Notes) Unidentified Flying Objects
ウェイン・ショーター・カルテット[来日公演メンバー]
ウェイン・ショーター(サックス)、ジョン・パティトゥッチ(ベース)、ダニーロ・ペレス(ピアノ)、ジョナサン・ピンソン(ドラム)
3月23日(土)開場 18:30 / 開演 19:00
3月24日(日)開場 18:00 / 開演 18:30