ブロッサム・ディアリー 2003/07/28掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
87年にディスク・ユニオンはDIWからリリースされた
ブロッサム・ディアリーの超貴重盤
『シングス・ルーティン・ソングス』(32DIW-311CD)。業界を震撼させたあのアイテムのインパクトは凄かったですね。現在でもレーベルの看板アイテムとして常に店頭に並べてある商品ですが、なんと今になって9月26日に限定アナログ盤(DGLP-1 \2,520(税込))が出る事になりました! 何故に今になってからリリースを思い立ったのかわかりませんが、この奇跡的名盤、やっぱりアナログで欲しい! 同レーベルから発売された
ソニア・ローザの『スピーシーズ・ウィズ・ブラジル』も驚きの大名盤でしたが、内容も良ければLPの装丁も100%無敵の美しさ! あの感じに仕上げていただきたいですな。
さて、この『シングス・ルーティン・ソングス』。このCDが出た時は僕もずいぶん愛聴しましたね。もうご存知でしょうが、録音は63年。清涼飲料の会社がお客さんに商品の特典として配布したレコードで、正真正銘の激レア盤! これが企画物の安音と180度違う、素晴らしい内容で、ブロッサムのコケティッシュな魅力がギッシリ詰まった、むしろ彼女の代表作と呼びたいくらいの名盤なんだから、世の中はおかしなもんさ。高速テムポで演奏される1曲目の『DAYS OF WINE AND ROSES』から胸はワクワク・ドキドキ! 『LAZY,CRAZY DAYS OF SUMMER』の可愛らしさは、ネオアコ系に近いし、何度聴いても良い!良い!良い! アナログが出ると聞いて、久しぶりに家で聴きましたが、やっぱりこれはイイネ! ふっと肩の荷が降りるような、屈託の無い最良質なポップスですよ、これは。
もちろん、まだ聴いた事の無い人も、これを機会に聴いてみたらいかが? きっとこの時代に不思議とハマルんじゃないでしょうかね?