小椋 佳、井上陽水、来生たかお、高中正義、RCサクセションなど、日本のポップ / ロック史上に燦然と輝くアーティストが続々と輩出した名門レーベル「キティ」を設立した稀代の名プロデューサー、最近ではSCANDALを発掘したことでも知られる多賀英典にスポットを当てたコンピレーションCD『キティ・コネクション20th センチュリー vol.1』が発売されました。

　小椋 佳「さらば青春」、井上陽水「氷の世界」、中山ラビ「ひらひら」、カルメン・マキ＆OZ「私は風」、来生たかお「浅い夢」、高中正義「BLUE LAGOON」、RCサクセション「雨あがりの夜空に」、松谷祐子「ラムのラブソング」、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」……など、多賀がプロデュースを手がけた豪華16曲が収録されています。

　さらに本作には、多賀をはじめ当時の関係者へ取材を行なった9,000字に及ぶライナーノーツと、収録曲目の詳細な解説付き。音楽のみならず映像にも進出し、『限りなく透明に近いブルー』『太陽を盗んだ男』『セーラー服と機関銃』などの実写映画に加え、『うる星やつら』『めぞん一刻』『YAWARA』『らんま1 / 2』などのアニメーションも制作し、総合エンタテインメント・カンパニーとなった「キティ」の足跡を辿る一枚です。

　なお、6月にリリース予定のコンピCD第2弾では、当時のキティに所属していた安全地帯、久保田利伸、バービーボーイズ、レピッシュなどを収録予定とのこと。