スロッビング・グリッスル 2003/07/29掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
まるで廉価版のベストのような安い手抜きジャケットでありながら、でも撮影場所は自殺の名所という、そのセンスが如何にも彼ららしい名作『20 Jazz Funk Greats』(写真)を世に放ち、また、彼らが設立したレーベル名から“インダストリアル”という言葉が生まれた、伝説のバンド
“スロッビング・グリッスル”。昨年末には、中心人物
“ジェネシス・P-オリッジ”がバンド解散後に結成した
“サイキックTV”のベスト盤が日本でリリースされ、また本国UKでは、CD24枚組(!)という脅威的な内容のボックス・セット『24 Hours of Throbbing Gristle』がリリースされるなど、いつの時代になっても彼らを欲する人々は絶えないのですが、な、なんと、そんな彼らが、21世紀を迎えた今、ついに再結成をすることになったそうです!
といっても、
公式HPなどによれば、どうやら、今回はライヴのみでの再結成となる模様で、来年5月14〜16日にかけて再結成ライヴを行う予定とのこと。また、すでに発表されているプログラム・リストによれば、今回のライヴは、彼らが主催するイベントみたいな感じになる模様で、彼ら以外にも、アレックス・エンパイア、RICHARD H. KIRK、マトモス、PANSONIC、メルツバウ、アンドリュー・ウェザーオール、ジム・オルークなどが出演する模様です。なお、彼らは最終日(5月16日)に登場する予定だそうですよ。その後、この活動がどうなるのかは定かではありませんが、でも、彼らが“スロッビング・グリッスル”名義で活動を再開するのは、およそ20年ぶり(!)なだけに、これだけでも、十分、大事件であるのは事実。DAFといい、フロント242といい、今年は復活年なのでしょうかね?