2003/08/07掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
いよいよ夏本番! フジロック・フェスティバルで名を上げた、
渋さ知らズの昨年のアルバム
『渋旗』が再びトップ10にカムバック! かなりのロングセラー・アイテムになって、本人達が1番驚いているのでは? 地底レコードの品番(B-21F)と言えば『渋旗』と覚えてしまうほど、あちこちで話題になり、今年のフジロックでも更に人気を集めたとの事で、実に頼もしいかぎり。
さて、夏を迎えて暑くなると、その間だけでもワールド・ミュージックに浮気するのがジャズファンなんだって話ですけど、それを証明するかのように、今週の第1位はV.A/
『カラーズ・オブ・グルーブ2〜ブラジリアン・ブリーズ』なんて、ジャズチャートにしたら、何とも軟派なアイテムが1位を獲得。ジャズ・チャートでブラジル系のコンピ盤が1位になるのも珍しいですね。これも季節のせいでしょうか?涼しげなクラブジャズ系ダンス・クラシックスが全18曲! たしかに都会の夏のドライブにはピッタリはまりそうです!
先週14位〜今週は8位にランク・アップした
Saya、そして先週20位に初登場した
AKIKO GRACEは今週11位と大きくランクアップ! やはり、こう蒸し暑いと彼女達のように爽やかな美人女性ピアニストが圧倒的に有利! と、同時に語ってしまいがちですが、内容はワームとクール、対極に位置するお2人なので素通りは禁物ですよ!
さて、今週の初登場は
トーチの
『サウンズ・フォー・スティング・ホーム』。
ジョルジュ・ロベール&
ケニー・バロンの
『ピース』、そして
ダグ・アルネセンの
『Movin’』(写真)3作品のみ! BUFFALO RECORDS、ディスク・ユニオン、Sarahのマイナー・レーベル3社による競争となって面白い! 3作品ともジャケットから涼を呼び込む清々しいサマーアイテムですが、どれもレーベルの名に恥じない本物の“ジャズ”! 3つとも甲乙つけがたい作品ですが、思わず晩年のスタン・ゲッツ作品を思い出してしまうようなジョルジュ・ロベール&ケニー・バロンの『ピース』に感動! 「ピース」と言えば、ダグ・アルネセンの『Movin’』の最後に収められた「ピース」も絶品の美しさ! この曲だけでもオススメします!!