昨年9月に4枚目のオリジナル・アルバム
『Force』をリリース、同作を携え全国35公演を行なったホール・ツアーの模様を収めたライヴ・ドキュメンタリーDVD
『Force〜Document & Live〜』をリリースしたばかりの
Superfly。ホール・ツアーの終了後は、3月9日の千葉・幕張メッセを皮切りに全9公演のアリーナ・ツアーを敢行、そのファイナルが4月21日に開催されました。
今回のアリーナ・ツアーは、Superflyのデビュー5周年(実際には本年4月4日で6周年)を記念して行なわれたもの。“みんなで一緒にお祝いをするようなライヴにしたい”という想いから構成されており、衣装もタキシードをSuperfly流にアレンジ。デビューから今までにリリースした4作のアルバムから、選りすぐりの楽曲を披露しました。ステージ演出には可動式の大型ビジョンを導入、ステージをより華やかに演出し、ストリングス6名、ホーン3名、バンド6名という豪華スペシャル・バンドによる演奏も見どころのひとつに。
おなじみとなっている
カーティス・メイフィールド「Superfly」のSEが流れると会場から大歓声が。大型ビジョンには、デビュー・シングル「ハロー・ハロー」のジャケット写真から今までの作品のジャケット写真やアーティスト写真が年代順に次々に映し出されると、ステージ中央からSuperfly志帆が登場!
デビュー曲「ハロー・ハロー」からスタート、続けてライヴでは欠かせない1曲となっている「Hi-Five」を披露すると、会場の熱気は一気に上昇。ホーンが印象的にアレンジされた「マニフェスト」、「恋する瞳は美しい」とロックナンバーを立て続けにパフォーマンス。
中央へT字に伸びたセンター・ステージでは、「Deep-Sea Fish Orchestra」をストリングス隊との絡みで激しくパフォーマンス。「My Best Of My Life」ではSuperflyの奥深い世界観も表現、会場全体が息を呑んでSuperflyの声に聴き入る場面も。会場から惜しみない拍手が送られると、そこからはアッパーな楽曲を披露。MCでは「この5年間振り返ってみた時に、幸せなこともたくさんあったけど、苦しいことも悩むこともあった。そのSuperflyの濃厚な5年間を詰め込んだライヴにしたいと思います!」と、ライヴに込めた想いをコメント。
後半はスポーティな衣装に身を包んで再登場、「タマシイレボリューション」を披露。ステージを縦横無尽に動き回るパフォーマンスに湧く会場。続けて「Alright!!」「Force」を一気に披露しました。「デビューしてすぐはお客さんがなかなか入らなくて、歌いたい気持ちはあるのにどうやって届けたらいいんだろうと悩んだ。でもみんなの支えがあって、みんなからもらう力が何倍ものパワーになることがわかりました。そんなみんなに感謝を伝えたい」と語り、「輝く月のように」を披露、「スタンディングオベーション」でライヴを終えました。
アンコールの大歓声と、1万6千人の観客によるウェーブに応えて再登場、「Beep!!」披露。そしてツアー・ファイナルのゲストとしてプロデューサーである
蔦谷好位置をバンドに加えると、「愛をこめて花束を」をプレイ。ファンも志帆と一緒に歌い、会場が一体となり感動に包まれました。「皆いろいろあるけど、前に前に転がって素晴らしい明日が続きますように!」と「Rollin' Days」を熱唱、全23曲を歌い切り、幕を閉じました。
(c)Aki Ishii