ブンブンサテライツ 2003/08/21掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ツイン・ドラム炸裂のブレイクビーツ・ロック・ナンバーがあったものの、彼ら自身も認めているように、よりジャズからの影響が色濃く出た即興性高い作風へとなった最新作
『PHOTON』(写真)を昨年リリースした、日本が世界に誇るブレイクビーツ・ユニット
“ブンブンサテライツ”。そんな彼らといえば、名門テクノ・レーベル“R&S”から、アルバム『アウト・ラウド』にて世界デビューを飾ったことでも有名かと思いますが、その彼らがデビュー作以来、約5年ぶりに海外にてアルバムをリリースすることになりました。
UKにて9月8日にリリースされる予定のアルバム
『PHOTON - Commin' 2 a phase』は、その名から単純に考えれば『PHOTON』のUK盤ということになりそうですが、じつはその内容は全然違っているそうで、前作『UMBRA』と『PHOTON』のベスト・トラックをコンパイルし直した内容になっているとのこと。しかも、新たにミックスをやり直したり、セルフ・ミックスも追加されたりしているそうなので、その名は近いが『PHOTON』とは完全に似て非なるものと言えます。なお、ジャケットのデザインが変更になっているのかどうか不明ですが、出来れば、『ガンダム』などで有名な日本アニメーション美術の巨匠“中村光毅”がU.C.0001のサイド1&サイド2を描いた“スペースコロニー・ジャケット”のままでいて欲しいもの。英国人にこのネタが通用するとは思いませんが、良いジャケなだけにそう願いたいものです。
ちなみに、先日リニューアルされた
彼らの公式HPに掲載されているメンバーからのコメントによれば、最近は目立った活動はしていなかったものの、例えば、来年公開予定の映画のサウンドトラックを製作していたりするなど、いろいろと多忙な模様。それゆえ、オリジナル・アルバムの制作は秋以降になってしまうそうです。ということは発売は来年以降かと思うので、今年は『PHOTON - Commin' 2 a phase』を聴いて過ごすと致しましょう!