4月12日に発売となった
村上春樹の新刊
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。発売と同時に50万部を突破し、すでに大ヒットとなっているこの作品に登場するクラシック曲、
ラザール・ベルマンによる『リスト:「巡礼の年」全曲』の
国内盤(UCCG-4818〜20 税込3,000円)が5月15日にリリースされました。
この新刊のサウンドトラックあるいはBGM的位置づけとなる重要な楽曲が、19世紀に活躍したハンガリー出身の作曲家、
フランツ・リストによるピアノ曲『巡礼の年』。新刊のタイトルにも使われているこの曲は小説中に何度も登場し、読み進めるうちに実際にこの楽曲を聴きたくなることでしょう。
そして小説中で『巡礼の年』を演奏するアーティストとして描かれているのは、“リストの再来”とうたわれたロシア人ピアニスト、ラザール・ベルマンと、ポリーニや
アルゲリッチとともに20世紀のピアノ界をリードしたオーストリアの大御所、
アルフレッド・ブレンデルです。
新刊が発売されるやいなや、このラザール・ベルマンの『巡礼の年』に注目が集まり、輸入盤とPC配信で好セールスを記録。国内盤を求める声が多く寄せられ、急遽国内盤が再発売されることになりました。
前作の『1Q84』で登場したクラシック曲がクラシック界では異例の大ヒットを記録するなど、この『巡礼の年』も初回1万枚出荷とのこと。話題になること間違いなしです。
また、物語の最終章で流れ、小説の核心にせまる重要な場面で登場する知性派ピアニスト、ブレンデルが弾く『巡礼の年』も国内盤が再出荷で発売中。こちらもあわせてチェックしてみてください。
さらにデジタル配信では、ラザール・ベルマンとアルフレッド・ブレンデルが弾く『巡礼の年』が期間限定プライスダウン中! 主要PC、スマホ配信サイトにて実施中です。
物語の重要なシーンを彩る『巡礼の年』。小説の世界にどっぷり浸るには、欠かせない一枚となることでしょう。