ヨーロッパを拠点に活躍する北欧No.1ジャズ・ピアニスト、
ニルス・ラン・ドーキー(Niels Lan Doky)の最新作
『北欧の詩(うた)』(TOCJ-90087 税込2,500円)が6月12日にリリースされました。
ニルスは、デンマークのコペンハーゲン出身。12歳でピアノをはじめ、15歳で名匠サド・ジョーンズのクインテットに抜擢され、バークリー音楽院卒業後はニューヨークに移住。
ブランフォード・マルサリス、
ウディ・ショウ、
ジョン・スコフィールドなど、名だたるミュージシャンとの共演を経て、86年にデビュー作をリリースしました。90年代半ばにアコースティック・ベース・プレイヤーの弟クリスとともにドーキー・ブラザーズを結成。その後はパリを拠点として、フランスや北欧での活動に軸足を移し、コンスタントにリリースを続けています。
母国デンマークではジャズ・ピアニストとしての活動だけでなく、TVや映画などへの楽曲提供、プロデューサーとしてアーティストの発掘・育成にも力を入れ、2010年にはコペンハーゲンの名門ジャズ・クラブ、カフェ・モンマルトルの再開に共同創設者として尽力するなど幅広く活躍しています。
このような多くの業績が認められて、デンマーク王室からナイトの称号が贈られ、さらにローマ法王ヨハネ・パウロ2世の前で演奏するという栄誉にも浴してします。
2年ぶり通算37作目となる本作は、透明感あふれるピアノ・トリオの演奏で綴る、北欧4国(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)の有名曲を収録。
ノルウェー出身の人気バンド
a-haのヒット曲、映画『007 リビング・デイライツ』テーマ曲やスウェーデンの伝統曲「ディア・オールド・ストックホルム」、
グリーグの「ペール・ギュント」、
シベリウスの「フィンランディア」など、クラシックの名曲も美しく甦っています。
日本盤にはボーナス・トラックとして、「ディア・オールド・ストックホルム Alternate Version」が収録されています。
ジメジメした梅雨も吹き飛ばす、水が流れるような美しいピアノの音色は、この季節にぴったり!