2003/09/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
XTCのオリジナル・メンバーであり、その個性的なキーボード・スタイルで、初期XTCサウンドに大いに貢献した、バリー・アンドリュース。ただ、その独創的なスタイルゆえ、アンディ・パートリッジとの間に亀裂が生じてしまい、結局、
『ホワイト・ミュージック』(写真)『GO 2』の2枚の作品に参加した後、バンドを脱退し、自身のバンド、
シュリークバックを結成して独自の道を歩んでいった彼。そんな彼にも、それから幾年もの月日が経った今では、息子“Finn Andrews”が生まれ、その息子も、現在“The Veils”という名のバンドを結成して、父親と同じように音楽の道を歩み中なのですが、そんな息子のバンド“The Veils”が、ついにデビュー・アルバム『Rivers For The Salt Mine』を10月27日にUKにてリリースすることになった模様です。
すでに先日リリースされたシングル「GUIDING LIGHT」のプロデューサーに、元スウェードのバーナード・バトラーを迎えたことや、所属レーベルがUKの名門レーベル“ラフ・トレード”ってことなど、一部の先取りファンの間ではかなり話題となっていた彼ら。そのプロデューサーの人選からも分かるように、彼らは初期スウェードを彷彿させるUKロック然したサウンドを聴かせてくれるバンドであり、シングル曲を聴いたかぎりでは、なかなかの楽曲センスを見せてくれているので、UKロック好きな方にとっては、その経歴を除いても十分チェックする価値ありかも? ただし、ちょっとやっかいなのは、彼らのサウンドに父親が口を突っ込んでいるという噂があるってこと。いやなに、ソングライティング力はある人なんだけど、なにせクセが強い人なんでね・・・ちょっと心配です。