ジャズ・ピアニスト、
スティーヴ・キューン(Steve Kuhn)の永らく復刻が待たれていた2作品が7月24日(水)に紙ジャケット仕様で再発されます。
まずは、1971年録音『スティーヴ・キューン』に未発表だった6曲を追加した
『スティーヴ・キューン + 6』(MZCF-1276 税込 2,400円)
。
いきなり冒頭の1曲目からスペイシーなエレクトリック・ピアノが炸裂!そしてそれに続く気怠くメランコリックな彼のヴォーカルと、近年のスティーヴ・キューンからは考えられない展開にまず度肝を抜かれる異色作。全編を通して貫かれるこの先鋭的でグルーヴィな空気感は、まさに早すぎたクラブ・ジャズの名盤。
またこのアルバムは、スティーヴと親交が深く、1971年11月に急逝した天才プロデューサー、アレンジャー、ミュージシャン、
ゲイリー・マクファーランドのラスト・レコーディングとなった作品です。
もう1枚は、クールでエレガントな北欧の歌姫
カーリン・クローグ(Karin Krog)と、エレクトリック・ジャズの名盤として誉れ高い
『ウィー・クッド・ビー・フライング』以来30年ぶりの再会から生まれた、コンテンポラリー・ジャズ・ヴォーカル・アルバムの傑作
『ニューヨーク・モーメンツ』(MZCE-1277 税込2,400円)。
2002年にニューヨークで録音された本作は、スノッブなカーリンの歌声と、ノーブルなスティーヴのピアノから生まれた奇跡の一枚。待望の復刻です。