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メタリカのライヴがフィーチャーされた3D映画が日本公開決定

メタリカ   2013/07/23 15:20掲載
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メタリカのライヴがフィーチャーされた3D映画が日本公開決定
 ベストなセットリスト&パフォーマンスが実現したメタリカ(Metallica)の激レア・ライヴ映像と、IMAX 3Dの迫力をフル活用したアクション・ストーリーが融合を遂げた映画『METALLICA THROUGH THE NEVER(原題 / メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー)』。現地時間の9月27日よりIMAX 3Dで先行全米公開(IMAXによる先行公開は史上初!)、日本でもポニーキャニオンの配給により2013年公開が決定しています。

 現地時間の7月17日〜21日に渡り、アメリカはサンディエゴで開催された世界最大のカルチャー・イベント〈Comic-Con International 2013(通称“コミコン”)〉では、7月19日にメタリカのメンバー、ドラマ・パートの主演俳優のデイン・デハーン、監督のニムロッド・アーントルらが記者会見を実施し、シークレット・ライヴも開催。

 『スター・ウォーズ』や『アバタ―』、『アベンジャーズ』など、例年、話題作のプレゼンテーションが行なわれるコミコンの最も大きなホール「HALL H」(6,500席)でミュージシャンが記者会見を開くのは史上初のこと! 大勢のファンと報道陣で満席になった会場は異様な熱気に包まれました。また、記者会見に合わせ、映画の予告編をiTunes Movie Trailer上で解禁。ポスター・ビジュアルもオフィシャル・サイト(www.metallica.com)で公開されています。


METALLICA THROUGH THE NEVER


 記者会見では、バンドの中心人物であり、本作のプロデューサーもつとめたラーズ・ウルリッヒ(ds)は、予想を超えた観客たちの歓迎に「ファッ○ン最高だよ!」と挨拶。「この映画を製作したことで、俺たち自身のバンドに対するテンションがますます高まった気がしているよ。俺たちはアルバム制作が大好きだし、今でも新譜を作れることに感謝しているけれど、この映画はアルバムを聴くよりさらに、俺たちに親しみを感じてくれると思う。俺たち4人の真ん前でダイナミックなライブを体験できる作品になっているからね」とのこと。

 劇中のライヴ・シーンはこの映画のためだけに、カナダ・バンクーバーにあるロジャース・アリーナで実際に観客を動員して撮影されたもの。24台のカメラにより、360度からメタリカのライヴ・シーンを完全に収録するため、幾度ものリテイクが重ねられたとか。ジェイムズ・ヘットフィールド(vo、g)は、「ライヴ・シーンはその中で一番良いところだけを使っている」とクオリティを保証。さらに本編を待ちきれないファンに向けて「みんな新しい予告編を観て早く本編が観たくなっただろ?」とメッセージ。

 バンクーバーでの撮影に臨む直前、リハーサルも兼ねて、メキシコシティで2週間もの間ライヴを繰り広げたメタリカのメンバー。ロバート・トゥルージロ(b)は、その日々に、自身がメタリカのメンバーとして初めてステージに立った、サン・クエンティン州立刑務所で囚人たちの前で行なった伝説のライヴ(アルバム『セイントアンガー』のミュージック・ビデオもここで収録)を思い出し、この映画の成功に確かな手応えを感じたと語る。「メキシコシティでのリハーサルからバンクーバーでの撮影、そして今日、コミコンに来るまでの一年間は、かなりワイルドな体験だった。この映画がこんなにたくさんの人たちに知られていることに興奮しているよ。今この場所にいることがとても不思議な感覚だよ」。カーク・ハメット(g)も、「かつて、どこで観たライヴよりも壮大なステージを体験できる」とアピール。

 そして本編中、メタリカのライヴ・シーンと並行して描かれるドラマ・パートで重要なキャラクターを演じる俳優、デイン・デハーンも登壇(『アメイジング・スパイダーマン2』では“グリーン・ゴブリン”役を演じる)。少年時代、厳しい両親によりメタリカの曲を聴くことを禁じられており、本作へのオファーが届く数ヵ月前からメタリカを聴きはじめたという彼、この映画がただのライヴ映像ではないこと、そしてメタリカと共に過ごした喜びを、「普通のコンサート映画だと思ったら大間違いだよ! とんでなくクレイジーな映像が続くんだ」「メタリカのみんなと3週間一緒にいれたんだ!」と、興奮気味に語る。

 今回、監督に抜擢されたのはニムロッド・アーントル。2003年の『コントロール』でカンヌ映画祭を熱狂させ、『アーマード 非武装地帯』『プレデターズ』と着実にハリウッドでの実績を重ねている彼、プロデューサーのシャーロット・ハギンズと共にメタリカに会った日のことを、「あのメタリカが僕に“会いたがっている”って言われたんだ! 会った時、彼らはこの映画に関して明確なアイディアを聞かせてくれて、とても興味深く感じた。普通のライヴに取って代わるようなものができるはずだと思えたんだ」と、述懐。

 記者会見の後は、同じくコミコン会場にて、メタリカのシークレット・ライヴが開催。1991年にリリースされたアルバム『METALLICA』(ブラック・アルバム)収録曲を中心に、アンコールを含めて13曲を披露。コミコン3日目の夜はメタリカ一色の熱狂に包まれました!



※日本公開:2013年ロードショー
『METALLICA THROUGH THE NEVER(原題)』
配給:ポニーキャニオン
出演:デイン・デハーン / メタリカ(ジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、ロバート・トゥルージロ)
監督:ニムロッド・アーントル
(C)2013 Metallica - All rights reserved
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