2003/09/25掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
多くのファンを魅了し続けている、ユニヴァーサル・ミュージックの好評シリーズ“デラックス・エディション”。そのシリーズにこのたび新たに加わったのは、『マイ・ジェネレイション』『フーズ・ネクスト』『ライヴ・アット・リーズ』と過去にも同シリーズの作品を次々に発表してきた
ザ・フーの名作
『ロック・オペラ「トミー」』(写真)。同作のデラックス・エディション版も今までの同シリーズの作品同様に、
ピート・タウンゼンドによるデモ音源やアルバムとは別ヴァージョンの音源などといったレア音源が全17曲収録されるボーナス・ディスクが付属される予定となっており、その気になるボーナス・ディスク収録予定曲は下記のとおり。
・アイ・ワズ
・クリスマス(アウトテイク3)
・従兄弟のケヴィン−モデル・チャイルド
・ヤング・マン・ブルース(ヴァージョン2)
・トミー,聞こえるかい(別ヴァージョン)
・トライング・トゥ・ゲット・スルー
・サリー・シンプソン(アウトテイク)
・ミス・シンプソン
・歓迎(アウトテイク2)
・トミーズ・ホリデイ・キャンプ(バンド・ヴァージョン)
・俺達はしないよ(別ヴァージョン)
・ドッグズ(パート2)
・イッツ・ア・ボーイ(デモ/ステレオ・オンリー)
・すてきな旅行(デモ)
・クリスマス(デモ)
・大丈夫かい(デモ)
・ピンボールの魔術師(デモ)
また今作は、これまでの再発作品でもお馴染みのジョン・アストリーとピート・タウンゼンドによる、5.1chサラウンド対応のリマスタリング作業が行なわれており、海外では、それに対応したハイブリッドSACDとして10月28日にリリースされる予定。もちろん、普通のCDでも聴けますが、せっかくの機会なので是非ともSACDで聴いてみたいものですよね? なお、今作の日本盤『ロック・オペラ「トミー」+17(デラックス・エディション)』(UICY-7206〜7\3,670(税込))も11月12日にリリースされる予定となっているのですが、ただ日本盤に関しては、現在までのところ、ハイブリッドSACDでのリリースと明記していないので、そのフォーマットは不明。ただ、この同シリーズの日本盤のほとんどが直輸入盤仕様でのリリースとなっている点から考えても、今作がハイブリッドSACDとなる可能性は高いかと思いわれますので、また詳しいことが分かりましたらお伝えします。
ちなみに、先日発表されたことによれば、ピート・タウンゼンドと
ロジャー・ダルトリーの両名は、2004年3月より、“ザ・フー”の新作のためにレコーディングに入る計画があるとのこと。順調に行けば、来年の今頃には82年の『イッツ・ハード』以来、約22年ぶりとなる、ザ・フーのニュー・アルバムが聴けることになる模様なのですが、ただ、この2人のみで“ザ・フー”の名義を使用するのに抵抗がある方もかなり多いはずなので、なんだか複雑な気分ですかね、これは?