BMXバンディッツ 2003/09/26掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
スコットランドのグラスゴーといえば、モグワイやアラブ・ストラップなどのメンバーによって構成されたレインディア・セクションの例を見るまでもなく、ミュージシャン同士の繋がりが強い街として知られているかと思いますが、そんなグラスゴーにおいて、現在進行形ミュージシャンの代表格であるティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイクがかつて在籍していた、スコティッシュ・ポップの重鎮ダグラス・スチュアート率いるバンドといえば、グラスゴー・シーンの重鎮が何人も在籍していたことでも知られる
“BMXバンディッツ”のこと。名作
『ライフ・ゴーズ・オン』(写真)などで、今は無きクリエイション・レーベルのナチュラル・サウンド部門も支えていた同バンドは、ビーチ・ボーイズへの情景を強く感じる、素朴でホッとできる温かいギター・サウンドが魅力なバンドでありましたが、残念ながら96年発表の
『テーマ・パーク』以降、特に音沙汰もなくなってしまっていたので、もう解散してしまったのでは?と思っていた方もじつは多いはず。かくいう筆者もその一人であったですが、なんと、そんな筆者をあざ笑うかのように、彼らが、じつに約7年ぶりとなるニュー・アルバムを引っ提げて、ついにシーンに還ってくることになったのです!!
現在までのところ、UKにて9月29日にリリースされる予定の今作は、その名を『Down at the Hop』と言うそうで、すべて新曲である全14曲が収録される予定。また、今ならリリース元の“
Shoeshine Records ”にて数曲の試聴が可能となっており、そこで聴ける美メロの連続ぶりは、早速聴いた筆者に、解散と思っていたことを深く反省させてしまったほどの出来。残念ながら日本盤化の予定はなさそうですが、UK盤を探し回ってもいいほどの良質作品ですので、是非とも皆さんも要チェックのほどを!