2003/09/26掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
AIBOが踊れば、ASIMOが階段を昇る現代社会。ドラえもんが誕生するにはまだまだ時間がかかりそうですが、科学技術は確実に進展し続けております!僕らが夢見た“ロボット”という響き・・・この輝かしい近未来への思いを、遡ること17年前に既に実現していた映画があった!!!その名も『ショート・サーキット』!!!!
戦闘用に開発されたロボット兵器へ雷が落下!見事、回路に異常をきたした“ナンバー・ファイヴ”はそのまま外へと飛び出して・・・なんてのがこの映画のプロローグ。よくよく見てみれば、何かの骨のようなちゃっちいボディ&キャタピラ動力&ギョロ目という、あまり兵器としては期待できなそうな(でもレーザー光線が出ます)かわいらしい風貌がまたたまりません。犬型/人型なんて見た目よりも、いかにもロボ!これぞロボ!というロボ道一直線のこだわり。完璧です。凄まじい勢いで読書するナンバー・ファイヴ、テレビを一心不乱に観続けるナンバー・ファイヴ、踊るナンバー・ファイヴ、人との触れ合いによって“感情”を学んでいくナンバー・ファイヴ・・・・ロボ名場面集はまさしくこの映画に尽きるんじゃないかと。
アリー・シーディ(『セント・エルモス・ファイアー』)、
スティーヴ・グッテンバーグ(『ポリスアカデミー』)、
フィッシャー・スティーヴンス(『スーパーマリオ』)など脇のドタバタぶりも良〜い感じにコメディ・タッチ。「機械が段々と“生きている”ことに目覚めていく」というSFにありがちなテーマを、ここまで楽しく朗らかに描いた映画は無い!そんな不朽の名作が、ようやく
DVD化(FUBY-1004 \3,800(税抜))され、11月7日にリリースです!!!映像特典にはメイキング・オブ・ナンバー・ファイブ/オリジナル劇場予告編が!続編『ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5』に遅れはしましたが、ようやくのご登場。拍手をもってお迎えください。
ちなみにナンバー・ファイヴのメカニック・デザインをしたのは、『スター・トレック』『ブレードランナー』『トロン』『2010年』『JM』でもデザインを担当していた
“シド・ミード”。この巨匠、“ヒゲ”でお馴染み『∀ガンダム』のデザインをした人としても有名なお方。ガンダム・ファンもチェックチェックでいっときましょう。ぜひ!(写真はShort Circuit
『Break Your Wall』)