シリーズ第6弾『松平頼則：ピアノとオーケストラのための主題と変奏　他』（写真・8.555882J \1,050（税込））も好評を博しているナクソスの日本作曲家選輯。最新作として『大澤壽人：交響曲第3番／ピアノ協奏曲第3番「神風協奏曲」』の録音が10月7〜10日にモスクワで行なわれる。大澤壽人（おおさわ・ひさと／1907〜53）は神戸生まれ。アメリカ・ニューイングランド音楽院に留学し、1932年にボストン交響楽団を日本人として初めて指揮した。34年にパリへ渡ってナディア・ブーランジェに師事、交響曲や協奏曲を発表。36年の帰国後も活発に作曲・演奏活動を行なったが、早すぎた才能のせいかこれまでほとんど知られることがなかった。演奏はドミトリ・ヤブロンスキー指揮ロシア・フィル、ピアノはエカテリーナ・サランセヴァ。2004年3月に国内発売、同年末の世界発売を予定している（品番・価格は未定）。