アース・ウインド&ファイアー 2013/08/12掲載(Last Update:13/08/13 11:52)
結成40年を超えるバンド、
アース・ウインド&ファイアー(Earth, Wind & Fire)が8月10日(大阪会場)、11日(東京会場)に行なわれたサマーソニック2013に初出演。「セプテンバー」「宇宙のファンタジー」「レッツ・グルーヴ」など大ヒット曲を連発して、会場を巨大なディスコ状態に。今年のサマーソニックはすさまじい猛暑に襲われましたが、彼らはそれをものともせず、歌と演奏で会場をさらに熱く盛り上げました。
中心メンバーの3人、
フィリップ・ベイリー(vo、perc)、
ヴァーディン・ホワイト(b)、
ラルフ・ジョンソン(vo、perc)は、全員1951年生まれの62歳ですが、年齢を感じさせない熱演を繰り広げました。ライヴはオープニングの「ブギー・ワンダーランド」からラストまで、ほぼノンストップ。巨大な幕張メッセのマウンテン・ステージは、一番後ろまでオーディエンスで埋め尽くされ、手拍子とダンスのステップが途切れることがない状態が続いた。東京公演では4曲目で披露された新曲「マイ・プロミス」も、70年代の名曲群と一緒に聴いても何ら違和感を覚えさせないクオリティの高さ。ライヴの後半は、お馴染のディスコ・クラシック「宇宙のファンタジー」「セプテンバー」「レッツ・グルーヴ」で、会場の興奮が最高潮に。イントロが流れるやいなや大歓声が上がり、オーディエンス全員が腕を上げ踊り、そのグルーヴに酔いしれました。
ライヴが終わり、ステージから降りたメンバーは口々に「なんでこんなに若い子たちがいるんだ?」「一番後ろまで踊ってた!」と大興奮。東京公演は、通常の単独公演より短い70分という濃縮された内容ではありましたが、多くのオーディエンスから「今年のサマソニのベスト・アクトだ!」との声が上がるほど素晴らしいライヴでした。
彼ら自身が黄金期と認める70年代への原点回帰をテーマに制作された、8年ぶりのニュー・アルバム
『フォーエヴァー』のリリースが9月11日に控えており、早くも再来日を望む声が上がりそうです。
(C)Mitch Ikeda / courtesy of SUMMER SONIC 2013