ニュース

前田敦子の主演映画『もらとりあむタマ子』が劇場公開、釜山映画祭へ出品

前田敦子   2013/08/20 16:21掲載
はてなブックマークに追加
前田敦子の主演映画『もらとりあむタマ子』が劇場公開、釜山映画祭へ出品
 『苦役列車』に続き、前田敦子山下敦弘監督が再びタッグを組んだ映画『もらとりあむタマ子』が11月23日(土)より公開決定、さらにはアジア最大の映画祭である〈釜山国際映画祭〉の「A Window on Asian Cinema部門」に出品されることが決定しました。

 音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」のステーションIDから生まれた本作は、前田敦子が扮する“タマ子”という女の子の日常のひとコマを、季節感溢れるワン・シチュエーションで表現したもの。 ――タマ子は東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝、食っちゃ寝の毎日――。そんなタマ子がちょっとした一歩を踏み出すまでの1年を、秋にはじまり、夏に至るまでの四季を通して描いています。

 ボサボサ頭で毎日がほぼジャージ姿、家事を手伝うこともなく、ただひたすらロールキャベツや、カレーライス、アイスキャンディ……などを食べまくり、中学生にまで同情されてしまうほどの“残念な実家依存娘”タマ子を演じる、前田敦子の女優としての新境地にも注目を。

 なお、脚本は、山下監督と大学時代からコンビを組み、昨年は『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介(2人によるオリジナル映画は『松ヶ根乱射事件』以来6年ぶり!)。そして主題歌は、星野 源「季節」(3rdアルバム『Stranger』収録)です。

前田敦子


<前田敦子からのコメント>
大好きな山下監督と『苦役列車』に続いてまたご一緒させていただき、去年の秋から撮影をスタートして、季節ごとに少しずつじっくりと撮ってきた作品なので1本の映画として劇場公開されるのもとても嬉しいですし、釜山国際映画祭に出品されることが決まったと聞いて、更に喜びが増しました。
タマ子は食べているか寝ているかで(笑)仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。
私もどこか共感してしまうところがあります。
そんなタマ子の日常をたくさんの人に楽しんでいただけたらと思います。

<山下敦弘監督からのコメント>
逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた。その結果、短編という形でのTV放映だった企画から、劇場公開作品という形へと作品が変化していった。その理由は何か? 答えは簡単。それは“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる。“夢”や“希望”や“成長”といったテーマはこの映画の中では描かれていないけど、タマ子を観ていると妙な親近感と愛おしさがこみ上げてくると思う(たぶん)。それは観た人の中に少なからずタマ子は存在しているし(たぶん)そんな自分を少し許しているのだと思う(たぶん)。
ワールドプレミアが釜山国際映画祭に決まり、海外の目から観たタマ子がどう受け入れられるのか今から楽しみでしょうがない。あと美味しいフグチリも今から楽しみでしょうがない。

※2013年11月23日(土)より新宿武蔵野館ほかにて公開
『もらとりあむタマ子』
監督:山下敦弘
出演:前田敦子、康すおん、鈴木慶一、中村久美、富田靖子
脚本:向井康介
撮影:芦澤明子、池内義浩
主題歌:星野 源「季節」(SPEEDSTAR RECORDS)
製作:エムオン・エンタテインメント、キングレコード
制作プロダクション:マッチポイント
配給:ビターズ・エンド

(C)2013『もらとりあむタマ子』製作委員会
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015