岡沢章 2013/08/22掲載(Last Update:15/04/27 17:23)
中古市場にもめったに出回ることがなく、コレクター間でも“難関作品”のひとつとされていた、セッション・ベーシスト
岡沢 章の幻のヴォーカル・アルバム
『ギリシャについて書かれた本』(COCP-38172 税込2,520円)がついにCD化されます。
岡沢 章は1951年生まれ。1970年に
稲垣次郎と
ソウルメディアに加入し、同時期にスタジオ・ミュージシャンとしても活動を始めました。その後は、
松岡直也(p)、
渡辺貞夫(as)、
杉本喜代志(g) 、
鈴木宏昌(key)ら、錚々たる顔ぶれのグループに参加。現在も自己のグループWHAT IS HIPの他、レコーディングやツアー・サポートでも幅広く活動している日本を代表するベーシストです。
本作は稲垣次郎がヴォーカル作品のプロデュースに力をいれていた時期に制作された1枚で、オリジナル・リリースは1973年。
稲垣次郎とソウル・メディアが繰り出すファンキーなグルーヴに乗るソウルフルなヴォーカルは、岡沢 章のあまり知られていなかったヴォーカリストとしての才能が味わえる貴重な音源です。
ジャズロック、ソウルと様々なポップスの要素を含み、
及川恒平、
小室 等、
安井かずみ、
クニ河内など豪華な作家陣による楽曲だけでなく、「愛のゆくえ / What's Going On」「アローン・アゲイン」など時代を反映した洋楽曲のカヴァーも秀逸。
ボーナス・トラックはサミー(1970年代に活躍した伝説的女性ソウル・シンガー)とのデュエットを含む3曲を収録。
スーパー・ベーシスト岡沢 章のもうひとつの顔は希代のソウル・シンガーだった!