2003/10/03掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
あの
『ラヴレス』と同列に語れるほどの完成度を誇る名作
『NO THANK YOU』を生み出したジャパニーズ・シューゲイザー・バンド
“コールター・オブ・ザ・ディーパーズ”のフロントマン“NARASAKI”と、ミュージシャン・作家・タレントなど様々な顔を持つ
“大槻ケンヂ”、そして、そのオーケンとは筋肉少女帯時代からの仲である
“三柴理”や、元BAD FISHの“ARIMATSU”らがメンバーとして名を連ねる、ロック・バンド
“特撮”。当初はパンク・チームとして結成されたものの、その後、NARASAKI加入をキーに、サウンド・スタイルとしてではなく、世界観としての意味の“ハードコア・バンド”として生まれ変わって今日に至っている彼ら。最近では、自らのキャリアを一度総括した初のベスト・アルバム
『初めての特撮 BEST vol.1』を昨年にリリースしたり、先日リリースされたオーケンの全詩歌集『花火』に付属されたCDに新曲を提供したり、はたまた年間50本ものライヴをこなしたりしてきたわけですが、そんな彼らが、いよいよ待ちに待ったニュー・アルバムをリリースすることになりました!!
今回から所属レーベルを新たに“プリズム”へと移籍した彼らの
移籍第1弾アルバム(PWCP-1004\2,940(税込))である今作は、残念ながら、まだタイトルなどの詳細は不明なものの、どうやら8曲ほどの楽曲が収録される予定とのこと。サウンドの中心人物である“NARASAKI”が生み出す練られた楽曲は、バンドの歴史と共に、当初のコアなファン向けであったものから、より多くの人々にアピールする方向へと進化し続けているので、今まで、独自の世界観を刻む“オーケン・ワールド”の詞や、そのバンド名などで敬遠していた方にも、是非ともこれを機に聴いて貰いたいもの。リリースは12月17日の予定です。オーケンのサブ・カルチャー好きが発揮された名作
『ヌイグルマー』(写真)とか、ホント良いアルバムですよ!